国民審査対象裁判官別判例一覧
裁判官名 法廷名 担当裁判の判例 解説
奥田昌道 裁判長裁判官 第三小法廷 平成九年(行ツ)第二四号平成一一年一〇月二六日第三小法廷判決 【要旨】市街化区域内にある開発区域において開発許可に係る工事が完了し検査済証が交付された後においては予定建築物について建築確認がされていないとしても右許可の取消しを求める訴えの利益は失われる。
奥田昌道 裁判長裁判官 第三小法廷 平成一〇年(オ)第八六六号平成一一年一二月一四日第三小法廷判決 【要旨】株式が数人の共有に属する場合において、商法二〇三条二項所定の権利行使者の指定を欠くときは、共有者全員が議決権を共同して行使する場合を除き、会社の側から議決権の行使を認めることは許されない。
奥田昌道 裁判長裁判官 第三小法廷 平成九年(オ)第四二六号平成一一年一一月九日第三小法廷判決 【要旨】主たる債務者である破産者が免責決定を受けた場合に、免責決定の効力の及ぶ債務の保証人は、その債権についての消滅時効を援用することができない
奥田昌道 裁判長裁判官 第三小法廷 平成一〇年(行ツ)第五号平成一二年三月二一日第三小法廷判決 【要旨】名義貸しを理由とする風俗営業許可取消処分の適否
奥田昌道 裁判長裁判官 第三小法廷 平成九年(あ)第六一三号平成一二年二月八日第三小法廷判決 【要旨】行政書士が業として登記申請手続を代理した場合における司法書士法一九条一項違反の罪の成否(積極)
奥田昌道 裁判長裁判官 第三小法廷 平成八年(オ)第二二二四号平成一二年二月二九日第三小法廷判決 【要旨】一 破産宣告当時双務契約の当事者双方に未履行の債務が存在していても破産管財人が破産法五九条一項に基づく解除権を行使することができない場合
二 預託金会員制ゴルフクラブの会員が破産した場合に破産管財人が破産法五九条一項に基づく解除権を行使することができないとされた事例
奥田昌道 裁判長裁判官 第三小法廷 平成九年(オ)第二〇六〇号平成一一年九月一四日第三小法廷判決 【要旨】いわゆる危急時遺言に当たり民法九七六条一項にいう口授があったとされた事例
奥田昌道 裁判官 大法廷 平成一一年(行ツ)第七号平成一一年一一月一〇日大法廷判決 【要旨】衆議院議員選挙における小選挙区の区割規定等の合憲性
奥田昌道 裁判官 大法廷 平成一一年(行ツ)第三五号平成一一年一一月一〇日大法廷判決 【要旨】一 衆議院議員選挙における小選挙区制の合憲性
二 衆議院議員選挙における小選挙区の区割規定等の合憲性
三 候補者届出政党の選挙運動を認める公職選挙法の規定の合憲性
奥田昌道 裁判官 大法廷 平成八年(オ)第一六九七号平成一一年一一月二四日大法廷判決 【要旨】抵当権者が抵当不動産の不法占有者に対して所有者の権利を代位行使し明渡しを請求することができるとされた事例
奥田昌道 裁判官 大法廷 平成一一年(行ツ)第八号平成一一年一一月一〇日大法廷判決 【要旨】一 衆議院議員選挙における比例代表制の合憲性
二 衆議院議員選挙における重複立候補制の合憲性
奥田昌道 裁判官 第三小法廷 平成九年(あ)第六三六号平成一一年一二月一六日第三小法廷決定 【要旨】検証許可状により電話傍受を行ったことの適否(積極)
奥田昌道 裁判官 第三小法廷 平成八年(オ)第三八〇号平成一二年三月一四日第三小法廷判決 【要旨】婚姻関係が終了し家庭が崩壊していることと嫡出の推定を受ける子を被告とする親子関係不存在確認の訴えの許否
奥田昌道 裁判官 第三小法廷 平成一一年(許)第三九号平成一二年三月一六日第三小法廷決定 【要旨】滞納処分による差押えの後強制競売等による差押えまでの間に賃借権が設定された不動産が強制競売手続等により売却された場合には、右賃借権に基づく占有者に対し引渡命令を発することができる
奥田昌道 裁判官 第三小法廷 平成五年(オ)第一一八九号平成一二年二月二二日第三小法廷判決 【要旨】弁護人からの被疑者との接見の申出に対して書面を交付する方法により接見の日時等の指定をしようとした検察官の措置が違法とはいえないとされた事例
奥田昌道 裁判官 第三小法廷 平成一〇年(オ)第九九四号平成一二年五月三〇日第三小法廷判決 【要旨】共同相続登記を経由した不動産につき受遺者から共同相続人の一人が遺留分減殺を原因として所有権を取得したときに、右共同相続登記を同人への所有権移転登記に更正することはできない
奥田昌道 裁判官 第三小法廷 平成九年(オ)第八七三号平成一一年一一月九日第三小法廷判決 【要旨】土地の共有者のうちに境界確定の訴えを提起することに同調しない者がいる場合、その余の共有者は、隣接地の所有者と共に訴えの提起に同調しない者を被告にして右訴えを提起することができる
奥田昌道 裁判官 第三小法廷 平成八年(オ)第一二八号平成一二年一月二八日第三小法廷判決 【要旨】長男を保育園に預けている女性従業員に対する東京都目黒区所在の事業場から同八王子市所在の事業場への異動命令が権利の濫用に当たらないとされた事例
奥田昌道 裁判官 第三小法廷 平成七年(行ツ)第九三号平成一一年一二月一四日第三小法廷判決 【要旨】コンピューターゲームソフトを入力したフロッピーディスクが宮崎県における青少年の健全な育成に関する条例一三条一項一号にいう「著しく青少年の性的感情を刺激し、その健全な成長を阻害するおそれのあるもの」に当たるとされた事例
奥田昌道 裁判官 第三小法廷 平成七年(行ツ)第五三号平成一一年一〇月一二日第三小法廷判決 【要旨】じん肺及びこれに合併する肺結核にり患した労働者の原発性肺がんによる死亡の業務起因性が証明されたとはいまだいえないとされた事例
奥田昌道 裁判官 第三小法廷 平成一〇年(あ)第三九号平成一一年一二月二一日第三小法廷決定 【要旨】強盗殺人等被告事件につき、無期懲役に処した第一審判決を維持した控訴審判決を破棄しなければ著しく正義に反するとは認められないとされた事例
奥田昌道 裁判官 第三小法廷 平成九年(あ)第一二〇七号平成一一年九月二八日第三小法廷決定 【要旨】大麻取締法違反、関税法違反被告事件(最高裁判所平成九年(あ)第一二〇七号平成一一年九月二八日第三小法廷決定、棄却)
奥田昌道 裁判官 第三小法廷 平成一〇年(行ツ)第一九号平成一二年二月二九日第三小法廷判決 【要旨】「植物の新品種を育種し増殖する方法」に係る発明の育種過程における反復可能性は、科学的にその植物を再現することが当業者において可能であれば足り、その確率が高いことを要しない
奥田昌道 裁判官 第三小法廷 平成九年(オ)第一九二七号平成一二年三月二一日第三小法廷判決 【要旨】マンションの特定の専有部分からの汚水が流れる排水管の枝管が共用部分に当たるとされた事例
奥田昌道 裁判官 第三小法廷 平成九年(オ)第四一一号平成一一年一〇月二六日第三小法廷判決 【要旨】名誉毀損行為が刑事第一審の判決を資料としてその認定事実と同一性のある事実を真実と信じて摘示したものである場合には、特段の事情がない限り、摘示した事実を真実と信ずるについて相当の理由がある
奥田昌道 裁判官 第三小法廷 平成一〇年(あ)第一一三七号平成一一年一一月三〇日第三小法廷決定 【要旨】基線の変更により我が国の領海となった海域における違法行為に対する裁判権の行使と旧日韓漁業協定
奥田昌道 裁判官 第三小法廷 平成七年(オ)第一〇五号平成一二年六月一三日第三小法廷判決 【要旨】弁護人となろうとする者から被疑者の逮捕直後に初回の接見の申出を受けた捜査機関が接見の日時を翌日に指定したことが違法とされた事例
奥田昌道 裁判官 第三小法廷 平成八年(あ)第六一九号平成一一年七月六日第三小法廷決定 【要旨】銀行支店長による融資の媒介が出資の受入れ、預り金及び金利等の取締りに関する法律三条の禁止する行為に該当するとされた事例
【参照条文】出資取締法3条
奥田昌道 裁判官 第三小法廷 平成一〇年(オ)第二一八九号平成一一年六月二九日第三小法廷判決 【要旨】原判決の判断遺脱が上告理由たる理由不備に当たらないとされた事例
【参照条文】民事訴訟法312条、民事訴訟法325条
奥田昌道 裁判官 第三小法廷 平成一〇年(オ)第三六四号平成一二年四月一一日第三小法廷判決 【要旨】特許権に基づく差止め、損害賠償等の請求は、当該特許に無効理由が存在することが明らかであるときは、特段の事情がない限り、権利の濫用に当たり許されない
奥田昌道 裁判官 第三小法廷 平成一〇年(オ)第一〇八一号、第一〇八二号平成一二年二月二九日第三小法廷判決 【要旨】「エホバの証人」の信者である患者に対して輸血の方針に関し説明をしないで手術を施行して輸血をした医師が不法行為責任を負うとされた事例
奥田昌道 裁判官 第三小法廷 平成一一年(許)第二五号平成一一年一〇月二六日第三小法廷決定 【要旨】競売の対象とされた土地上に競売対象外の建物等が存在する場合であっても、右土地の引渡命令を発付することは許される
奥田昌道 裁判官 第三小法廷 平成一〇年(受)第四〇七号平成一一年一一月三〇日第三小法廷判決 【要旨】買戻特約付売買の買主から目的不動産につき抵当権の設定を受けた者は、買戻権の行使により買主が取得した買戻代金債権について物上代位権を行使することができる
奥田昌道 裁判官 第三小法廷 平成八年(オ)第五三九号平成一一年七月一三日第三小法廷判決 【要旨】公道に一・四五メートル接する土地上の建築基準法施行前からあった建物が取り壊された場合に同土地の所有者につきいわゆる接道要件を満たすべき内容の囲繞地通行権が認められないとされた事例
【参照条文】民法210条
奥田昌道 裁判官 第三小法廷 平成八年(オ)第七五四号平成一一年九月二八日第三小法廷判決 【要旨】宗教法人の代表役員及び責任役員の地位にあることの確認を求める訴えが、法律上の争訟に当たらず、不適法とされた事例
奥田昌道 裁判官 第三小法廷 平成一〇年(オ)第七一号平成一一年一一月三〇日第三小法廷判決 【要旨】会員募集用パンフレットに記載された高級ホテル等の施設が設置されなかったことを理由とするゴルフクラブ入会契約の債務不履行解除を認めなかった原審の判断に違法があるとされた事例
奥田昌道 裁判官 第三小法廷 平成九年(オ)第二二六七号平成一一年一一月三〇日第三小法廷判決 【要旨】民訴法三三八条一項五号の事由があるとして提起した除権判決に対する不服の訴えの係属中に罰すべき行為の公訴時効が完成した場合に、右訴えを提起することができないとされた事例
梶谷玄 裁判長裁判官 第二小法廷 平成一一年(受)第五五三号平成一二年一月三一日第二小法廷判決 【要旨】宗教法人の代表者(住職)として寺院の所持を開始した者が、僧籍はく奪の処分を受けた後に、右寺院を占有している右法人に対して占有回収の訴えによりその返還を求めることができるとされた事例
梶谷玄 裁判長裁判官 第二小法廷 平成一一年(テ)第二五号平成一二年三月一七日第二小法廷判決 【要旨】少額訴訟の判決に対する異議後の判決に対して控訴をすることができないとする民訴法三八〇条一項の規定は、憲法三二条に違反しない
梶谷玄 裁判官 大法廷 平成八年(オ)第一六九七号平成一一年一一月二四日大法廷判決 【要旨】抵当権者が抵当不動産の不法占有者に対して所有者の権利を代位行使し明渡しを請求することができるとされた事例
梶谷玄 裁判官 大法廷 平成一一年(行ツ)第八号平成一一年一一月一〇日大法廷判決 【要旨】一 衆議院議員選挙における比例代表制の合憲性
二 衆議院議員選挙における重複立候補制の合憲性
梶谷玄 裁判官 大法廷 平成一一年(行ツ)第七号平成一一年一一月一〇日大法廷判決 【要旨】衆議院議員選挙における小選挙区の区割規定等の合憲性
梶谷玄 裁判官 大法廷 平成一一年(行ツ)第三五号平成一一年一一月一〇日大法廷判決 【要旨】一 衆議院議員選挙における小選挙区制の合憲性
二 衆議院議員選挙における小選挙区の区割規定等の合憲性
三 候補者届出政党の選挙運動を認める公職選挙法の規定の合憲性
梶谷玄 裁判官 第二小法廷 平成八年(オ)第五五六号平成一一年一一月二九日第二小法廷判決 【要旨】一 貸金庫の内容物については、利用者の銀行に対する貸金庫契約上の内容物引渡請求権を差し押さえる方法により、強制執行をすることができる
二 貸金庫契約上の内容物引渡請求権についての取立訴訟においては、差押債権者は、貸金庫を特定して貸金庫契約が締結されていることを立証すれば足り、貸金庫内の個々の動産を特定してその存在を立証する必要はない
梶谷玄 裁判官 第二小法廷 平成一〇年(オ)第二一七号、第二一八号平成一二年三月二四日第二小法廷判決 【要旨】長時間にわたる残業を恒常的に伴う業務に従事していた労働者がうつ病にり患し自殺した場合に使用者の民法七一五条に基づく損害賠償責任が肯定された事例
梶谷玄 裁判官 第二小法廷 平成一〇年(行ツ)第一〇号平成一二年三月一七日第二小法廷判決 【要旨】墓地の経営許可の取消訴訟と墓地から三〇〇メートルに満たない地域に敷地がある住宅等に居住する者の原告適格
梶谷玄 裁判官 第二小法廷 平成九年(オ)第一八七六号平成一二年四月七日第二小法廷判決 【要旨】建物収去土地明渡等本訴請求、土地所有権確認等反訴請求、土地持分移転登記手続等反訴請求事件
梶谷玄 裁判官 第二小法廷 平成九年(あ)第四七九号平成一一年一二月一〇日第二小法廷判決 【要旨】強盗殺人等被告事件につき、第一審判決の無期懲役の科刑を維持した控訴審判決が量刑不当として破棄された事例
梶谷玄 裁判官 第二小法廷 平成八年(オ)第一〇四九号平成一二年四月二一日第二小法廷判決 【要旨】既発生債権及び将来債権を一括して目的とするいわゆる集合債権の譲渡予約において譲渡の目的となるべき債権が特定されているとされた事例
梶谷玄 裁判官 第二小法廷 平成一一年(行ツ)第二七一号平成一二年四月二一日第二小法廷判決 【要旨】千葉県議会議員の議員定数配分規定の適法性
梶谷玄 裁判官 第二小法廷 平成九年(あ)第三二四号平成一二年二月一七日第二小法廷決定 【要旨】公職選挙法上の選挙長の立候補届出受理事務と業務妨害罪にいう「業務」
梶谷玄 裁判官 第二小法廷 平成九年(あ)第一一号平成一二年三月二七日第二小法廷決定 【要旨】簡易生命保険証書の騙取と詐欺罪の成否(積極)
梶谷玄 裁判官 第二小法廷 平成八年(行ツ)第二三六号平成一一年一一月一九日第二小法廷判決 【要旨】一 住民監査請求に関する一件記録の一部非公開処分の取消しを認めた原審の判断に条例の解釈適用を誤る違法があるとされた事例
二 公文書非公開処分に付記された非公開の理由の差替えを認めた事例
梶谷玄 裁判官 第二小法廷 平成九年(あ)第一二九九号平成一二年二月二四日第二小法廷決定 【要旨】鳥獣保護及狩猟ニ関スル法律一六条により銃猟が禁止された「人家稠密ノ場所」に当たるとされた事例
梶谷玄 裁判官 第二小法廷 平成一一年(許)第二三号平成一二年四月一四日第二小法廷決定 【要旨】抵当権者は、抵当不動産の賃借人を所有者と同視することを相当とする場合を除き、右賃借人が取得すべき転貸賃料債権について物上代位権を行使することができない
梶谷玄 裁判官 第二小法廷 平成一〇年(行ヒ)第四三号平成一一年一〇月二二日第二小法廷判決 【要旨】特許権の存続期間の延長登録の理由となる薬事法所定の承認を受けるために特許発明を実施することができなかった期間の終期は、承認が申請者に到達することにより処分の効力が発生した日の前日である
梶谷玄 裁判官 第二小法廷 平成一〇年(オ)第六〇四号平成一一年七月一六日第二小法廷判決 【要旨】一 方法の発明に関する特許権に基づき、右方法を使用して品質規格を検定した物の製造販売の差止めを請求することはできない
二 特許法一〇〇条二項にいう「侵害の予防に必要な行為」は、差止請求権の行使を実効あらしめるものであって差止請求権の実現のために必要な範囲内のものであることを要する
三 医薬品の品質規格の検定が方法の発明に関する特許権を侵害する場合において、右医薬品についての薬価基準収載申請の取下げが特許法一〇〇条二項にいう「侵害の予防に必要な行為」に当たらないとされた事例
【参照条文】特許法100条
梶谷玄 裁判官 第二小法廷 平成一一年(許)第四二号平成一二年四月七日第二小法廷決定 【要旨】質権が設定されている金銭債権の被転付適格(積極)
梶谷玄 裁判官 第二小法廷 平成八年(オ)第二一七七号平成一二年三月二四日第二小法廷判決 【要旨】契約上の債権について訴訟上の和解の委任を受けた弁護士が、同契約の債務不履行に基づく損害賠償請求権についても和解の権限を有するとされた事例
梶谷玄 裁判官 第二小法廷 平成一一年(許)第二号平成一一年一一月一二日第二小法廷決定 【要旨】銀行の貸出稟議書は、特段の事情がない限り、民訴法二二〇条四号ハ所定の「専ら文書の所持者の利用に供するための文書」に当たる。
梶谷玄 裁判官 第二小法廷 平成九年(あ)第六五五号平成一一年一一月二九日第二小法廷判決 【要旨】強盗強姦、強盗殺人等被告事件につき、無期懲役刑を言い渡した控訴審判決を破棄しなければ著しく正義に反するとは認められないとされた事例
梶谷玄 裁判官 第二小法廷 平成一一年(許)第四〇号平成一二年四月二八日第二小法廷決定 【要旨】破産財団から放棄された財産を目的とする別除権につき放棄の意思表示をすべき相手方
梶谷玄 裁判官 第二小法廷 平成七年(行ツ)第一三二号平成一二年三月一七日第二小法廷判決 【要旨】人事院勧告の完全実施等を求めるストライキに関与した農林水産省職員に対する懲戒処分が裁量権の範囲を逸脱したものとはいえないとされた事例
梶谷玄 裁判官 第二小法廷 平成九年(オ)第四三四号、第四三五号平成一一年一〇月二二日第二小法廷判決 【要旨】一 障害基礎年金及び障害厚生年金の逸失利益性の有無(積極)
二 障害基礎年金及び障害厚生年金についての各加給分の逸失利益性の有無(消極)
三 障害基礎年金及び障害厚生年金の受給権者が不法行為により死亡した場合にその相続人が受給権を取得した遺族基礎年金及び遺族厚生年金を控除すべき損害の費目
亀山継夫 裁判長裁判官 第二小法廷 平成九年(あ)第一二九九号平成一二年二月二四日第二小法廷決定 【要旨】鳥獣保護及狩猟ニ関スル法律一六条により銃猟が禁止された「人家稠密ノ場所」に当たるとされた事例
亀山継夫 裁判長裁判官 第二小法廷 平成一〇年(許)第八号平成一一年四月一六日第二小法廷決定 【要旨】質権設定者は、質権者の同意があるなどの特段の事情のない限り、質権の目的とされた債権に基づき当該債権の債務者に対して破産の申立てをすることはできない
【参照条文】破産法132条
亀山継夫 裁判長裁判官 第二小法廷 平成一一年(行ツ)第二七一号平成一二年四月二一日第二小法廷判決 【要旨】千葉県議会議員の議員定数配分規定の適法性
亀山継夫 裁判長裁判官 第二小法廷 平成九年(あ)第一一号平成一二年三月二七日第二小法廷決定 【要旨】簡易生命保険証書の騙取と詐欺罪の成否(積極)
亀山継夫 裁判長裁判官 第二小法廷 平成八年(行ツ)第二三六号平成一一年一一月一九日第二小法廷判決 【要旨】一 住民監査請求に関する一件記録の一部非公開処分の取消しを認めた原審の判断に条例の解釈適用を誤る違法があるとされた事例
二 公文書非公開処分に付記された非公開の理由の差替えを認めた事例
亀山継夫 裁判長裁判官 第二小法廷 平成八年(オ)第一〇四九号平成一二年四月二一日第二小法廷判決 【要旨】既発生債権及び将来債権を一括して目的とするいわゆる集合債権の譲渡予約において譲渡の目的となるべき債権が特定されているとされた事例
亀山継夫 裁判官 大法廷 平成一一年(行ツ)第七号平成一一年一一月一〇日大法廷判決 【要旨】衆議院議員選挙における小選挙区の区割規定等の合憲性
亀山継夫 裁判官 大法廷 平成五年(オ)第一一八九号平成一一年三月二四日大法廷判決 【要旨】刑訴法三九条三項本文の規定は、憲法三四条前段、三七条三項、三八条一項に違反しない
【参照条文】刑訴法39条、憲法34条前段、憲法37条3項、憲法38条1項
亀山継夫 裁判官 大法廷 平成八年(オ)第一六九七号平成一一年一一月二四日大法廷判決 【要旨】抵当権者が抵当不動産の不法占有者に対して所有者の権利を代位行使し明渡しを請求することができるとされた事例
亀山継夫 裁判官 大法廷 平成一一年(行ツ)第三五号平成一一年一一月一〇日大法廷判決 【要旨】一 衆議院議員選挙における小選挙区制の合憲性
二 衆議院議員選挙における小選挙区の区割規定等の合憲性
三 候補者届出政党の選挙運動を認める公職選挙法の規定の合憲性
亀山継夫 裁判官 大法廷 平成一一年(行ツ)第八号平成一一年一一月一〇日大法廷判決 【要旨】一 衆議院議員選挙における比例代表制の合憲性
二 衆議院議員選挙における重複立候補制の合憲性
亀山継夫 裁判官 第二小法廷 平成九年(オ)第一八七六号平成一二年四月七日第二小法廷判決 【要旨】建物収去土地明渡等本訴請求、土地所有権確認等反訴請求、土地持分移転登記手続等反訴請求事件
亀山継夫 裁判官 第二小法廷 平成一〇年(オ)第一〇七七号平成一一年六月一一日第二小法廷判決 【要旨】遺産分割協議は、詐害行為取消権行使の対象となる
【参照条文】民法424条
亀山継夫 裁判官 第二小法廷 平成八年(オ)第二三五八号、第二三五九号平成一一年四月一六日第二小法廷判決 【要旨】第三者が支払保証委託契約を締結する方法によって立てた担保に対して権利行使をするための確定判決等は担保提供義務者を当事者とするものであることを要する
【参照条文】民事訴訟法第2編第1章訴え、民事訴訟規則29条
亀山継夫 裁判官 第二小法廷 平成七年(オ)第一六三一号平成一一年六月一一日第二小法廷判決 【要旨】遺言者の死亡前に提起された遺言無効確認の訴えは、遺言者が心神喪失の常況にあって、遺言者による当該遺言の取消し又は変更の可能性が事実上ないとしても、不適法である
【参照条文】民事訴訟法第二編第1章訴え
亀山継夫 裁判官 第二小法廷 平成一〇年(受)第六四四号、同年(オ)第二一七七号平成一一年四月二三日第二小法廷決定 【要旨】上告受理の申立てに対して附帯上告を提起し、又は上告に対して附帯上告受理の申立てをすることはできない
【参照条文】民事訴訟法318条、民事訴訟法293条
亀山継夫 裁判官 第二小法廷 平成一一年(許)第四〇号平成一二年四月二八日第二小法廷決定 【要旨】破産財団から放棄された財産を目的とする別除権につき放棄の意思表示をすべき相手方
亀山継夫 裁判官 第二小法廷 平成一一年(許)第四二号平成一二年四月七日第二小法廷決定 【要旨】質権が設定されている金銭債権の被転付適格(積極)
亀山継夫 裁判官 第二小法廷 平成一〇年(オ)第六〇四号平成一一年七月一六日第二小法廷判決 【要旨】一 方法の発明に関する特許権に基づき、右方法を使用して品質規格を検定した物の製造販売の差止めを請求することはできない
二 特許法一〇〇条二項にいう「侵害の予防に必要な行為」は、差止請求権の行使を実効あらしめるものであって差止請求権の実現のために必要な範囲内のものであることを要する
三 医薬品の品質規格の検定が方法の発明に関する特許権を侵害する場合において、右医薬品についての薬価基準収載申請の取下げが特許法一〇〇条二項にいう「侵害の予防に必要な行為」に当たらないとされた事例
【参照条文】特許法100条
亀山継夫 裁判官 第二小法廷 平成八年(オ)第一〇二六号平成一二年三月三一日第二小法廷判決 【要旨】一箇月弱の期間に集中的に高度な知識、技能を修得させるための集合訓練期間中に請求された年次有給休暇に対する時季変更権行使の要件
亀山継夫 裁判官 第二小法廷 平成九年(オ)第三一七号平成一一年七月一六日第二小法廷判決 【要旨】鋼管くいをクレーン車の装置により荷下ろしする際に玉掛け作業を手伝った者がクレーン車の運転補助者とはいえず自動車損害賠償保障法三条の他人に当たるとされた事例
【参照条文】自動車損害賠償保障法3条
亀山継夫 裁判官 第二小法廷 平成一一年(許)第二三号平成一二年四月一四日第二小法廷決定 【要旨】抵当権者は、抵当不動産の賃借人を所有者と同視することを相当とする場合を除き、右賃借人が取得すべき転貸賃料債権について物上代位権を行使することができない
亀山継夫 裁判官 第二小法廷 平成七年(行ツ)第一三二号平成一二年三月一七日第二小法廷判決 【要旨】人事院勧告の完全実施等を求めるストライキに関与した農林水産省職員に対する懲戒処分が裁量権の範囲を逸脱したものとはいえないとされた事例
亀山継夫 裁判官 第二小法廷 平成一〇年(許)第二号平成一一年五月一七日第二小法廷決定 【要旨】動産譲渡担保権に基づく物上代位権の行使が認められた事例
【参照条文】民法304条
亀山継夫 裁判官 第二小法廷 平成一〇年(受)第一五三号平成一一年四月一六日第二小法廷判決 【要旨】いわゆる後発医薬品について薬事法一四条所定の承認申請をするため、当該医薬品を生産し、必要な試験を行うことは、特許権を侵害しない
【参照条文】薬事法14条、特許法69条
亀山継夫 裁判官 第二小法廷 平成八年(オ)第五五六号平成一一年一一月二九日第二小法廷判決 【要旨】一 貸金庫の内容物については、利用者の銀行に対する貸金庫契約上の内容物引渡請求権を差し押さえる方法により、強制執行をすることができる
二 貸金庫契約上の内容物引渡請求権についての取立訴訟においては、差押債権者は、貸金庫を特定して貸金庫契約が締結されていることを立証すれば足り、貸金庫内の個々の動産を特定してその存在を立証する必要はない
亀山継夫 裁判官 第二小法廷 平成一〇年(行ヒ)第四三号平成一一年一〇月二二日第二小法廷判決 【要旨】特許権の存続期間の延長登録の理由となる薬事法所定の承認を受けるために特許発明を実施することができなかった期間の終期は、承認が申請者に到達することにより処分の効力が発生した日の前日である
亀山継夫 裁判官 第二小法廷 平成九年(オ)第四三四号、第四三五号平成一一年一〇月二二日第二小法廷判決 【要旨】一 障害基礎年金及び障害厚生年金の逸失利益性の有無(積極)
二 障害基礎年金及び障害厚生年金についての各加給分の逸失利益性の有無(消極)
三 障害基礎年金及び障害厚生年金の受給権者が不法行為により死亡した場合にその相続人が受給権を取得した遺族基礎年金及び遺族厚生年金を控除すべき損害の費目
亀山継夫 裁判官 第二小法廷 平成一一年(受)第五五三号平成一二年一月三一日第二小法廷判決 【要旨】宗教法人の代表者(住職)として寺院の所持を開始した者が、僧籍はく奪の処分を受けた後に、右寺院を占有している右法人に対して占有回収の訴えによりその返還を求めることができるとされた事例
亀山継夫 裁判官 第二小法廷 平成九年(あ)第六五五号平成一一年一一月二九日第二小法廷判決 【要旨】強盗強姦、強盗殺人等被告事件につき、無期懲役刑を言い渡した控訴審判決を破棄しなければ著しく正義に反するとは認められないとされた事例
亀山継夫 裁判官 第二小法廷 平成一一年(許)第二号平成一一年一一月一二日第二小法廷決定 【要旨】銀行の貸出稟議書は、特段の事情がない限り、民訴法二二〇条四号ハ所定の「専ら文書の所持者の利用に供するための文書」に当たる。
亀山継夫 裁判官 第二小法廷 平成九年(あ)第三二四号平成一二年二月一七日第二小法廷決定 【要旨】公職選挙法上の選挙長の立候補届出受理事務と業務妨害罪にいう「業務」
亀山継夫 裁判官 第二小法廷 平成九年(あ)第一〇五号平成一一年三月一〇日第二小法廷決定 【要旨】おからが廃棄物の処理及び清掃に関する法律二条四項にいう産業廃棄物に当たるとされた事例
【参照条文】廃棄物の処理及び清掃に関する法律2条
亀山継夫 裁判官 第二小法廷 平成八年(オ)第二一七七号平成一二年三月二四日第二小法廷判決 【要旨】契約上の債権について訴訟上の和解の委任を受けた弁護士が、同契約の債務不履行に基づく損害賠償請求権についても和解の権限を有するとされた事例
亀山継夫 裁判官 第二小法廷 平成九年(オ)第一〇四号平成一一年二月二六日第二小法廷判決 【要旨】甲地のうち乙地との境界の全部に接続する部分を譲り受けた乙地所有者及び残部分を譲り受けた者が甲乙両地の境界確定の訴えの当事者適格を有するとされた事例
【参照条文】民事訴訟法第2編第1章訴え
亀山継夫 裁判官 第二小法廷 平成七年(行ツ)第六六号平成一一年二月二六日第二小法廷判決 【要旨】拘置所長が監獄法四六条一項に基づいてした死刑確定者の信書の発送を不許可とする処分に裁量権を逸脱した違法はないとされた事例
【参照条文】監獄法46条
亀山継夫 裁判官 第二小法廷 平成一〇年(オ)第二一七号、第二一八号平成一二年三月二四日第二小法廷判決 【要旨】長時間にわたる残業を恒常的に伴う業務に従事していた労働者がうつ病にり患し自殺した場合に使用者の民法七一五条に基づく損害賠償責任が肯定された事例
亀山継夫 裁判官 第二小法廷 平成一〇年(行ツ)第一〇号平成一二年三月一七日第二小法廷判決 【要旨】墓地の経営許可の取消訴訟と墓地から三〇〇メートルに満たない地域に敷地がある住宅等に居住する者の原告適格
亀山継夫 裁判官 第二小法廷 平成一一年(テ)第二五号平成一二年三月一七日第二小法廷判決 【要旨】少額訴訟の判決に対する異議後の判決に対して控訴をすることができないとする民訴法三八〇条一項の規定は、憲法三二条に違反しない
亀山継夫 裁判官 第二小法廷 平成七年(オ)第六九〇号平成一一年二月二六日第二小法廷判決 【要旨】譲渡担保権者から目的物を譲り受けた第三者は、譲渡担保権者に対する清算金支払請求権を被担保債権とする留置権を主張して明渡しを拒む譲渡担保権設定者に対し、右請求権の消滅時効を援用することができる
【参照条文】民法145条
亀山継夫 裁判官 第二小法廷 平成八年(あ)第四六六号平成一二年三月二二日第二小法廷決定 【要旨】北海道開発庁長官につき受託収賄罪が成立するとされた事例
金谷利廣 裁判長裁判官 第三小法廷 平成七年(オ)第一〇五号平成一二年六月一三日第三小法廷判決 【要旨】弁護人となろうとする者から被疑者の逮捕直後に初回の接見の申出を受けた捜査機関が接見の日時を翌日に指定したことが違法とされた事例
金谷利廣 裁判長裁判官 第三小法廷 平成七年(オ)第二六四号平成一〇年七月一四日第三小法廷判決 【要旨】手形に商事留置権を持つ銀行が債務者の破産後に手形交換制度で取立てて弁済に充当する行為は管財人に対する不法行為とならない
【参照条文】破産法93条
金谷利廣 裁判長裁判官 第三小法廷 平成九年(あ)第六三六号平成一一年一二月一六日第三小法廷決定 【要旨】検証許可状により電話傍受を行ったことの適否(積極)
金谷利廣 裁判長裁判官 第三小法廷 平成九年(オ)第二二六七号平成一一年一一月三〇日第三小法廷判決 【要旨】民訴法三三八条一項五号の事由があるとして提起した除権判決に対する不服の訴えの係属中に罰すべき行為の公訴時効が完成した場合に、右訴えを提起することができないとされた事例
金谷利廣 裁判長裁判官 第三小法廷 平成一一年(許)第二五号平成一一年一〇月二六日第三小法廷決定 【要旨】競売の対象とされた土地上に競売対象外の建物等が存在する場合であっても、右土地の引渡命令を発付することは許される
金谷利廣 裁判長裁判官 第三小法廷 平成九年(オ)第二〇三七号平成一一年四月二七日第三小法廷判決 【要旨】一 不動産競売手続において執行力のある債務名義の正本を有する債権者がする配当要求は、配当要求に係る債権につき時効中断の効力を生ずる
二 右の配当要求によって生じた時効中断の効力は、不動産競売手続が申立債権者の追加手続 費用の不納付を理由に取り消された場合でも、取消決定が確定する時まで継続する
【参照条文】民法147条
金谷利廣 裁判長裁判官 第三小法廷 平成八年(オ)第一二八号平成一二年一月二八日第三小法廷判決 【要旨】長男を保育園に預けている女性従業員に対する東京都目黒区所在の事業場から同八王子市所在の事業場への異動命令が権利の濫用に当たらないとされた事例
金谷利廣 裁判長裁判官 第三小法廷 平成一〇年(オ)第三六四号平成一二年四月一一日第三小法廷判決 【要旨】特許権に基づく差止め、損害賠償等の請求は、当該特許に無効理由が存在することが明らかであるときは、特段の事情がない限り、権利の濫用に当たり許されない
金谷利廣 裁判長裁判官 第三小法廷 平成九年(オ)第一九二七号平成一二年三月二一日第三小法廷判決 【要旨】マンションの特定の専有部分からの汚水が流れる排水管の枝管が共用部分に当たるとされた事例
金谷利廣 裁判長裁判官 第三小法廷 平成八年(あ)第一三〇八号平成一〇年一一月二日第三小法廷決定 【要旨】児童福祉法三四条一項六号にいう「児童に淫行をさせる行為」に当たるとされた事例
【参照条文】児童福祉法34条
金谷利廣 裁判長裁判官 第三小法廷 平成七年(し)第四九号平成一〇年一〇月二七日第三小法廷決定 【要旨】新たな証拠により確定判決の認定の一部に事実誤認のあることが判明しても刑訴法四三五条六号の再審事由に該当しないとされた事例
金谷利廣 裁判長裁判官 第三小法廷 平成一〇年(行ツ)第六八号平成一〇年一二月一八日第三小法廷判決 【要旨】一 適法な住民監査請求が不適法として却下された場合と再度の監査請求の可否
二 適法な住民監査請求が不適法として却下された場合の住民訴訟の出訴期間
【参照条文】地方自治法242条、地方自治法242条の2
金谷利廣 裁判長裁判官 第三小法廷 平成九年(あ)第一二〇七号平成一一年九月二八日第三小法廷決定 【要旨】大麻取締法違反、関税法違反被告事件(最高裁判所平成九年(あ)第一二〇七号平成一一年九月二八日第三小法廷決定、棄却)
金谷利廣 裁判長裁判官 第三小法廷 平成五年(オ)第一一八九号平成一二年二月二二日第三小法廷判決 【要旨】弁護人からの被疑者との接見の申出に対して書面を交付する方法により接見の日時等の指定をしようとした検察官の措置が違法とはいえないとされた事例
金谷利廣 裁判長裁判官 第三小法廷 平成七年(行ツ)第九三号平成一一年一二月一四日第三小法廷判決 【要旨】コンピューターゲームソフトを入力したフロッピーディスクが宮崎県における青少年の健全な育成に関する条例一三条一項一号にいう「著しく青少年の性的感情を刺激し、その健全な成長を阻害するおそれのあるもの」に当たるとされた事例
金谷利廣 裁判長裁判官 第三小法廷 平成六年(オ)第二四一五号平成一〇年一二月一八日第三小法廷判決 【要旨】特定のメーカーの化粧品の卸売業者が特約店契約によって小売業者に対していわゆる対面販売を義務付けることが、独占禁止法一九条が禁止する「不公正な取引方法」のうち一般指定の13にいう拘束条件付取引に当たらないとされた事例
【参照条文】独占禁止法19条
金谷利廣 裁判長裁判官 第三小法廷 平成一〇年(ク)第六四六号平成一一年三月九日第三小法廷決定 【要旨】原裁判所は上告の理由が明らかに民訴法三一二条一、二項に規定する事由に該当しないことを理由として上告を却下することはできない
【参照条文】民事訴訟法316条、民事訴訟法312条
金谷利廣 裁判長裁判官 第三小法廷 平成一〇年(オ)第二一八九号平成一一年六月二九日第三小法廷判決 【要旨】原判決の判断遺脱が上告理由たる理由不備に当たらないとされた事例
【参照条文】民事訴訟法312条、民事訴訟法325条
金谷利廣 裁判長裁判官 第三小法廷 平成六年(オ)第二一三七号平成一〇年四月一四日第三小法廷判決 【要旨】構成員の一人が和議開始の申立てをする前の共同企業体の債務を右申立て後に弁済した他の構成員が右弁済による求償権をもって和議債務者の債権と相殺することの可否(積極)
【参照条文】和議法104条
金谷利廣 裁判長裁判官 第三小法廷 平成一〇年(あ)第一一三七号平成一一年一一月三〇日第三小法廷決定 【要旨】基線の変更により我が国の領海となった海域における違法行為に対する裁判権の行使と旧日韓漁業協定
金谷利廣 裁判長裁判官 第三小法廷 平成八年(オ)第六〇九号平成一一年三月二三日第三小法廷判決 【要旨】脳神経減圧手術の後間もなく発生した脳内血腫等により患者が死亡した事案につき脳内血腫等の原因が右手術にあることを否定した原審の認定判断が違法とされた事例
【参照条文】民法709条、民事訴訟法147条
金谷利廣 裁判官 大法廷 平成一一年(行ツ)第三五号平成一一年一一月一〇日大法廷判決 【要旨】一 衆議院議員選挙における小選挙区制の合憲性
二 衆議院議員選挙における小選挙区の区割規定等の合憲性
三 候補者届出政党の選挙運動を認める公職選挙法の規定の合憲性
金谷利廣 裁判官 大法廷 平成八年(オ)第一六九七号平成一一年一一月二四日大法廷判決 【要旨】抵当権者が抵当不動産の不法占有者に対して所有者の権利を代位行使し明渡しを請求することができるとされた事例
金谷利廣 裁判官 大法廷 平成一一年(行ツ)第八号平成一一年一一月一〇日大法廷判決 【要旨】一 衆議院議員選挙における比例代表制の合憲性
二 衆議院議員選挙における重複立候補制の合憲性
金谷利廣 裁判官 大法廷 平成一一年(行ツ)第七号平成一一年一一月一〇日大法廷判決 【要旨】衆議院議員選挙における小選挙区の区割規定等の合憲性
金谷利廣 裁判官 大法廷 平成五年(オ)第一一八九号平成一一年三月二四日大法廷判決 【要旨】刑訴法三九条三項本文の規定は、憲法三四条前段、三七条三項、三八条一項に違反しない
【参照条文】刑訴法39条、憲法34条前段、憲法37条3項、憲法38条1項
金谷利廣 裁判官 大法廷 平成一〇年(分ク)第一号平成一〇年一二月一日大法廷決定 【要旨】寺西判事補戒告事件:積極的な政治運動をしたとして裁判官分限裁判により戒告がされた事例
【参照条文】裁判所法52条1号、裁判官分限法2条
金谷利廣 裁判官 大法廷 平成九年(行ツ)第一〇四号平成一〇年九月二日大法廷判決 【要旨】平成7年7月23日選挙当時における参議院(選挙区選出)議員の定数配分規定の合憲性が認められた事例
【参照条文】憲法14条
金谷利廣 裁判官 第三小法廷 平成九年(行ツ)第二四号平成一一年一〇月二六日第三小法廷判決 【要旨】市街化区域内にある開発区域において開発許可に係る工事が完了し検査済証が交付された後においては予定建築物について建築確認がされていないとしても右許可の取消しを求める訴えの利益は失われる。
金谷利廣 裁判官 第三小法廷 平成七年(オ)第一四一三号平成一〇年一一月二四日第三小法廷判決 【要旨】 一 仮差押えによる時効中断の効力は、仮差押えの執行保全の効力が存続する間は継続する
二 仮差押えによる時効中断の効力は、仮差押えの被保全債権つき本案の勝訴判決が確定した としても、これによって消滅するものではない
【参照条文】民法154条
金谷利廣 裁判官 第三小法廷 平成九年(し)第二四〇号平成一〇年四月二一日第三小法廷決定 【要旨】少年法16条の援助協力として捜査機関から得た証拠の存在を附添人に知らせないのは原則として不当だが、少年の防御上特段の不利益がなければ裁量の範囲を逸脱したとまでいうことはできない
【参照条文】少年法16条、憲法31条
金谷利廣 裁判官 第三小法廷 平成七年(行ツ)第二〇四号平成一一年三月九日第三小法廷判決 【要旨】無効審決取消訴訟の係属中に当該特許権について特許請求の範囲の減縮を目的とする訂正審決が確定した場合には、当該無効審決を取り消さなければならない
【参照条文】特許法181条
金谷利廣 裁判官 第三小法廷 平成一〇年(ク)第三七九号平成一〇年七月一三日第三小法廷決定 【要旨】民事訴訟法337条の許可抗告は合憲
【参照条文】民事訴訟法337条、憲法32条、憲法31条
金谷利廣 裁判官 第三小法廷 平成六年(オ)第六九八号平成一〇年六月三〇日第三小法廷判決 【要旨】ある債権の一部を訴訟で請求をし、別の訴訟でその残りの部分の債権を相殺のため主張することは原則としてできる
【参照条文】民事訴訟法114条
金谷利廣 裁判官 第三小法廷 平成八年(オ)第二二二四号平成一二年二月二九日第三小法廷判決 【要旨】一 破産宣告当時双務契約の当事者双方に未履行の債務が存在していても破産管財人が破産法五九条一項に基づく解除権を行使することができない場合
二 預託金会員制ゴルフクラブの会員が破産した場合に破産管財人が破産法五九条一項に基づく解除権を行使することができないとされた事例
金谷利廣 裁判官 第三小法廷 平成八年(オ)第五二号平成一〇年六月一六日第三小法廷判判決 【要旨】地方自治法二四二条の二第七項にいう勝訴には請求の認諾がされた場合が含まれる
【参照条文】地方自治法242条の2
金谷利廣 裁判官 第三小法廷 平成一〇年(オ)第七一号平成一一年一一月三〇日第三小法廷判決 【要旨】会員募集用パンフレットに記載された高級ホテル等の施設が設置されなかったことを理由とするゴルフクラブ入会契約の債務不履行解除を認めなかった原審の判断に違法があるとされた事例
金谷利廣 裁判官 第三小法廷 平成六年(オ)第一○八三号平成一○年二月二四日第三小法廷判決 【要旨】明細書の特許請求の範囲の記載と一部異なる製品等が特許発明の構成と均等なものとしてその技術的範囲に属すると解すべき場合
金谷利廣 裁判官 第三小法廷 平成一〇年(オ)第一〇八一号、第一〇八二号平成一二年二月二九日第三小法廷判決 【要旨】「エホバの証人」の信者である患者に対して輸血の方針に関し説明をしないで手術を施行して輸血をした医師が不法行為責任を負うとされた事例
金谷利廣 裁判官 第三小法廷 平成八年(オ)第四九七号平成一〇年五月二六日第三小法廷判決 【要旨】借主甲が貸主乙に指示して貸付金を丙に給付させた後に丁の強迫を理由に消費貸借契約を取り消した場合に、乙からの不当利得返還請求につき、甲が右給付により利益を受けなかったというべき特段の事情があるとされた事例
【参照条文】民法704条
金谷利廣 裁判官 第三小法廷 平成一〇年(受)第四〇七号平成一一年一一月三〇日第三小法廷判決 【要旨】買戻特約付売買の買主から目的不動産につき抵当権の設定を受けた者は、買戻権の行使により買主が取得した買戻代金債権について物上代位権を行使することができる
金谷利廣 裁判官 第三小法廷 平成七年(オ)第五一四号平成一〇年三月二四日第三小法廷判決 【要旨】将来における建物の賃料債権の差押えの効力が発生した後に当該建物を譲り受けた者が賃貸人の地位の移転に伴い取得した賃料債権は、差押債権者に対抗することができない。
【参照条文】民事執行法145条・同151条
金谷利廣 裁判官 第三小法廷 平成九年(オ)第四二六号平成一一年一一月九日第三小法廷判決 【要旨】主たる債務者である破産者が免責決定を受けた場合に、免責決定の効力の及ぶ債務の保証人は、その債権についての消滅時効を援用することができない
金谷利廣 裁判官 第三小法廷 平成九年(オ)第八七三号平成一一年一一月九日第三小法廷判決 【要旨】土地の共有者のうちに境界確定の訴えを提起することに同調しない者がいる場合、その余の共有者は、隣接地の所有者と共に訴えの提起に同調しない者を被告にして右訴えを提起することができる
金谷利廣 裁判官 第三小法廷 平成九年(オ)第二〇四九号平成一一年一月二九日第三小法廷判決 【要旨】一つの交通事故の共同不法行為者である甲及び乙のうち乙の賠償すべき額のみが過失相殺により減額された場合に甲がした損害の一部てん補が乙の賠償すべき額に及ぼす影響
【参照条文】民法440条、民法719条
金谷利廣 裁判官 第三小法廷 平成一〇年(あ)第三九号平成一一年一二月二一日第三小法廷決定 【要旨】強盗殺人等被告事件につき、無期懲役に処した第一審判決を維持した控訴審判決を破棄しなければ著しく正義に反するとは認められないとされた事例
金谷利廣 裁判官 第三小法廷 平成八年(オ)第五五一号平成一〇年三月二四日第三小法廷判決 【要旨】共有者の一人による共有物の変更と他の共有者からの原状回復請求の可否(積極)
【参照条文】民法251条
金谷利廣 裁判官 第三小法廷 平成一一年(許)第三九号平成一二年三月一六日第三小法廷決定 【要旨】滞納処分による差押えの後強制競売等による差押えまでの間に賃借権が設定された不動産が強制競売手続等により売却された場合には、右賃借権に基づく占有者に対し引渡命令を発することができる
金谷利廣 裁判官 第三小法廷 平成一〇年(オ)第一三一八号平成一一年三月九日第三小法廷判決 【要旨】和議債権者は、和議認可決定の確定により和議債権が変更された後も、右変更前の和議債権を自働債権として右確定前に相殺適状にあった受働債権と相殺することができる
【参照条文】民法505条、和議法54条
金谷利廣 裁判官 第三小法廷 平成一〇年(オ)第八六六号平成一一年一二月一四日第三小法廷判決 【要旨】株式が数人の共有に属する場合において、商法二〇三条二項所定の権利行使者の指定を欠くときは、共有者全員が議決権を共同して行使する場合を除き、会社の側から議決権の行使を認めることは許されない。
金谷利廣 裁判官 第三小法廷 平成九年(あ)第一二三二号,第一二四五号平成一一年二月一六日第三小法廷判決 【要旨】新薬に関する副作用症例の発生と証券取引法一六六条二項四号所定の業務等に関する重要事実
【参照条文】証券取引法166条
金谷利廣 裁判官 第三小法廷 平成八年(行ツ)第一六八号平成一○年二月二四日第三小法廷判決 【要旨】登録免許税法二五条に基づいて登記官が行う登録免許税額の納付の事実の確認と抗告訴訟の対象(消極)
【参照条文】登録免許税法25条
金谷利廣 裁判官 第三小法廷 平成七年(行ツ)第五三号平成一一年一〇月一二日第三小法廷判決 【要旨】じん肺及びこれに合併する肺結核にり患した労働者の原発性肺がんによる死亡の業務起因性が証明されたとはいまだいえないとされた事例
金谷利廣 裁判官 第三小法廷 平成八年(オ)第二〇号平成一〇年三月一〇日第三小法廷判決 【要旨】受遺者が遺留分減殺請求を受ける前に遺贈の目的物を譲渡した場合、受遺者の遺留分権利者に対する価格弁償の額は、右時点における客観的に相当な額を基準として算定すべきである
【参照条文】民法1040条,民法1041条
金谷利廣 裁判官 第三小法廷 平成九年(オ)第四一一号平成一一年一〇月二六日第三小法廷判決 【要旨】名誉毀損行為が刑事第一審の判決を資料としてその認定事実と同一性のある事実を真実と信じて摘示したものである場合には、特段の事情がない限り、摘示した事実を真実と信ずるについて相当の理由がある
金谷利廣 裁判官 第三小法廷 平成五年(あ)第一一三五号平成一〇年三月二四日第三小法廷判決 【要旨】酒税法第九条一項、五六条一項一号の合憲性
【参照条文】酒税法第9条、酒税法第56条、憲法29条
金谷利廣 裁判官 第三小法廷 平成八年(オ)第三八〇号平成一二年三月一四日第三小法廷判決 【要旨】婚姻関係が終了し家庭が崩壊していることと嫡出の推定を受ける子を被告とする親子関係不存在確認の訴えの許否
金谷利廣 裁判官 第三小法廷 平成一〇年(許)第四号平成一〇年一二月一八日第三小法廷決定 【要旨】請負工事に用いられた動産の売主が請負代金債権に対して動産売買の先取特権に基づく物上代位権を行使することの可否
【参照条文】民法304条
金谷利廣 裁判官 第三小法廷 平成一〇年(行ツ)第五号平成一二年三月二一日第三小法廷判決 【要旨】名義貸しを理由とする風俗営業許可取消処分の適否
金谷利廣 裁判官 第三小法廷 平成八年(あ)第六一九号平成一一年七月六日第三小法廷決定 【要旨】銀行支店長による融資の媒介が出資の受入れ、預り金及び金利等の取締りに関する法律三条の禁止する行為に該当するとされた事例
【参照条文】出資取締法3条
金谷利廣 裁判官 第三小法廷 平成八年(オ)第七五四号平成一一年九月二八日第三小法廷判決 【要旨】宗教法人の代表役員及び責任役員の地位にあることの確認を求める訴えが、法律上の争訟に当たらず、不適法とされた事例
金谷利廣 裁判官 第三小法廷 平成一〇年(行ツ)第二一五号平成一〇年一一月一七日第三小法廷判決 【要旨】公職選挙法二五一条の二第一項五号、二項と憲法一五条一項、三一条
【参照条文】公職選挙法251条の2、憲法15条1項、憲法31条
金谷利廣 裁判官 第三小法廷 平成九年(オ)第二一五六号平成一〇年一二月一八日第三小法廷判決 【要旨】特定のメーカーの化粧品の卸売業者が特約店契約によっていわゆるカウンセリング販売を義務付けている小売業者に対し特約店契約を締結していない小売店等に対する卸売販売を禁止することが、独占禁止法一九条に違反しないとされた事例
【参照条文】独占禁止法19条
金谷利廣 裁判官 第三小法廷 平成九年(行ツ)第二一四号平成一〇年一〇月一三日第三小法廷判決 【要旨】独占禁止法違反被告事件において罰金刑を科せられるとともに国から不当利得返還請求訴訟を提起されている者に課徴金の納付を命ずることと憲法三九条、二九条、三一条
【参照条文】憲法39条、憲法29条、憲法31条
金谷利廣 裁判官 第三小法廷 平成八年(オ)第五三九号平成一一年七月一三日第三小法廷判決 【要旨】公道に一・四五メートル接する土地上の建築基準法施行前からあった建物が取り壊された場合に同土地の所有者につきいわゆる接道要件を満たすべき内容の囲繞地通行権が認められないとされた事例
【参照条文】民法210条
金谷利廣 裁判官 第三小法廷 平成九年(オ)第二一九号平成一一年一月二九日第三小法廷判決 【要旨】将来支払われるべき診療報酬債権を目的とする債権譲渡契約のうち譲渡開始から六年八箇月目以降一年間に関する部分の効力が肯定された事例
【参照条文】民法466条、民法467条、民法468条、民法494条
金谷利廣 裁判官 第三小法廷 平成九年(オ)第二一一七号平成一〇年三月二四日第三小法廷判決 【要旨】民法九〇三条一項の定める相続人に対する贈与は、特段の事情のない限り、民法一〇三〇条の定める要件を満たさないものであっても、遺留分減殺の対象となる
【参照条文】民法900条,民法903条,民法904条,民法1028条,民法1029条,民法1030条,民法1044条
金谷利廣 裁判官 第三小法廷 平成九年(オ)第九五三号平成一一年三月九日第三小法廷判決 【要旨】被相続人の生存中に相続人に対し売買を原因としてされた所有権移転登記について、被相続人の死亡後に、相続を原因とするものに改める更正登記手続をすることはできない
【参照条文】不動産登記法63条
金谷利廣 裁判官 第三小法廷 平成九年(あ)第九八〇号平成一〇年二月一三日第三小法廷決定 【要旨】けん銃の譲渡しと譲受けの周施の罪とその譲渡し又は譲受けの罪の幇助罪との関係
【参照条文】刑法62条、銃刀法3条の7、3条の10、31条の4、31条の15
金谷利廣 裁判官 第三小法廷 平成八年(オ)第二五九七号平成一〇年七月一四日第三小法廷判決 【要旨】血縁上の父親(上告人)が、父と子の間の親子関係の不存在の確認を求める訴訟を提起中に、その子(花子)を第三者の特別養子とする審判が確定した場合に、血縁上の父親には、訴えの利益がないとした原審には、違法な判断があるとした事件
【参照条文】民法817条の6、民事訴訟法第2編第1章訴え、民事訴訟法349条
金谷利廣 裁判官 第三小法廷 平成一〇年(行ツ)第一九号平成一二年二月二九日第三小法廷判決 【要旨】「植物の新品種を育種し増殖する方法」に係る発明の育種過程における反復可能性は、科学的にその植物を再現することが当業者において可能であれば足り、その確率が高いことを要しない
金谷利廣 裁判官 第三小法廷 平成九年(行ツ)第一三号平成一〇年一一月一〇日第三小法廷判決 【要旨】駐留軍用地特措法三条の規定による土地の使用に関して適用される土地収用法七二条所定の使用する土地に対する補償金と所得税法三六条一項にいう「その年において収入すべき金額」
【参照条文】駐留軍用地特措法3条、土地収用法72条、所得税法36条
金谷利廣 裁判官 第三小法廷 平成六年(オ)第一八三八号平成一〇年四月二八日第三小法廷判決 【要旨】香港高等法院がした訴訟費用負担の裁判と執行判決の要件
【参照条文】民事執行法24条
金谷利廣 裁判官 第三小法廷 平成九年(オ)第二〇六〇号平成一一年九月一四日第三小法廷判決 【要旨】いわゆる危急時遺言に当たり民法九七六条一項にいう口授があったとされた事例
金谷利廣 裁判官 第三小法廷 平成一〇年(オ)第九九四号平成一二年五月三〇日第三小法廷判決 【要旨】共同相続登記を経由した不動産につき受遺者から共同相続人の一人が遺留分減殺を原因として所有権を取得したときに、右共同相続登記を同人への所有権移転登記に更正することはできない
金谷利廣 裁判官 第三小法廷 平成九年(あ)第六一三号平成一二年二月八日第三小法廷判決 【要旨】行政書士が業として登記申請手続を代理した場合における司法書士法一九条一項違反の罪の成否(積極)
金谷利廣 裁判官 第三小法廷 平成八年(行ツ)第二六号平成一一年二月二三日第三小法廷判決 【要旨】輸入写真集が関税定率法(平成六年法律第一一八号による改正前のもの)二一条一項三号の輸入禁制品に該当する旨の税関長の通知が適法とされた事例
【参照条文】憲法21条、関税定率法 21条
金谷利廣 裁判官 第三小法廷 平成六年(オ)第一九九八号平成一〇年三月一〇日第三小法廷判決 【要旨】宗教法人の代表者(住職)として寺院建物の所持を開始した者が、僧籍はく脱の処分を受けた後に、右建物を占有している右法人に対して占有回収の訴えによりその返還を求めることができるとされた事例
【参照条文】民法184条、民事訴訟法第二編第一章訴え
金谷利廣 裁判官 第三小法廷 平成七年(オ)第一七四七号平成一一年二月二三日第三小法廷判決 【要旨】やむを得ない事由があっても任意の脱退を許さない旨の組合契約における約定は無効である
【参照条文】民法678条
元原利文 裁判長裁判官 第三小法廷 平成九年(オ)第八七三号平成一一年一一月九日第三小法廷判決 【要旨】土地の共有者のうちに境界確定の訴えを提起することに同調しない者がいる場合、その余の共有者は、隣接地の所有者と共に訴えの提起に同調しない者を被告にして右訴えを提起することができる
元原利文 裁判長裁判官 第三小法廷 平成一〇年(行ツ)第一九号平成一二年二月二九日第三小法廷判決 【要旨】「植物の新品種を育種し増殖する方法」に係る発明の育種過程における反復可能性は、科学的にその植物を再現することが当業者において可能であれば足り、その確率が高いことを要しない
元原利文 裁判長裁判官 第三小法廷 平成一〇年(オ)第七一号平成一一年一一月三〇日第三小法廷判決 【要旨】会員募集用パンフレットに記載された高級ホテル等の施設が設置されなかったことを理由とするゴルフクラブ入会契約の債務不履行解除を認めなかった原審の判断に違法があるとされた事例
元原利文 裁判長裁判官 第三小法廷 平成九年(オ)第二一五六号平成一〇年一二月一八日第三小法廷判決 【要旨】特定のメーカーの化粧品の卸売業者が特約店契約によっていわゆるカウンセリング販売を義務付けている小売業者に対し特約店契約を締結していない小売店等に対する卸売販売を禁止することが、独占禁止法一九条に違反しないとされた事例
【参照条文】独占禁止法19条
元原利文 裁判長裁判官 第三小法廷 平成一〇年(受)第四〇七号平成一一年一一月三〇日第三小法廷判決 【要旨】買戻特約付売買の買主から目的不動産につき抵当権の設定を受けた者は、買戻権の行使により買主が取得した買戻代金債権について物上代位権を行使することができる
元原利文 裁判長裁判官 第三小法廷 平成八年(オ)第七五四号平成一一年九月二八日第三小法廷判決 【要旨】宗教法人の代表役員及び責任役員の地位にあることの確認を求める訴えが、法律上の争訟に当たらず、不適法とされた事例
元原利文 裁判長裁判官 第三小法廷 平成一一年(許)第三九号平成一二年三月一六日第三小法廷決定 【要旨】滞納処分による差押えの後強制競売等による差押えまでの間に賃借権が設定された不動産が強制競売手続等により売却された場合には、右賃借権に基づく占有者に対し引渡命令を発することができる
元原利文 裁判長裁判官 第三小法廷 平成七年(行ツ)第二〇四号平成一一年三月九日第三小法廷判決 【要旨】無効審決取消訴訟の係属中に当該特許権について特許請求の範囲の減縮を目的とする訂正審決が確定した場合には、当該無効審決を取り消さなければならない
【参照条文】特許法181条
元原利文 裁判長裁判官 第三小法廷 平成八年(オ)第五五一号平成一〇年三月二四日第三小法廷判決 【要旨】共有者の一人による共有物の変更と他の共有者からの原状回復請求の可否(積極)
【参照条文】民法251条
元原利文 裁判長裁判官 第三小法廷 平成八年(あ)第六一九号平成一一年七月六日第三小法廷決定 【要旨】銀行支店長による融資の媒介が出資の受入れ、預り金及び金利等の取締りに関する法律三条の禁止する行為に該当するとされた事例
【参照条文】出資取締法3条
元原利文 裁判長裁判官 第三小法廷 平成一〇年(あ)第三九号平成一一年一二月二一日第三小法廷決定 【要旨】強盗殺人等被告事件につき、無期懲役に処した第一審判決を維持した控訴審判決を破棄しなければ著しく正義に反するとは認められないとされた事例
元原利文 裁判官 大法廷 平成五年(オ)第一一八九号平成一一年三月二四日大法廷判決 【要旨】刑訴法三九条三項本文の規定は、憲法三四条前段、三七条三項、三八条一項に違反しない
【参照条文】刑訴法39条、憲法34条前段、憲法37条3項、憲法38条1項
元原利文 裁判官 大法廷 平成八年(オ)第一六九七号平成一一年一一月二四日大法廷判決 【要旨】抵当権者が抵当不動産の不法占有者に対して所有者の権利を代位行使し明渡しを請求することができるとされた事例
元原利文 裁判官 大法廷 平成一一年(行ツ)第三五号平成一一年一一月一〇日大法廷判決 【要旨】一 衆議院議員選挙における小選挙区制の合憲性
二 衆議院議員選挙における小選挙区の区割規定等の合憲性
三 候補者届出政党の選挙運動を認める公職選挙法の規定の合憲性
元原利文 裁判官 大法廷 平成一〇年(分ク)第一号平成一〇年一二月一日大法廷決定 【要旨】寺西判事補戒告事件:積極的な政治運動をしたとして裁判官分限裁判により戒告がされた事例
【参照条文】裁判所法52条1号、裁判官分限法2条
元原利文 裁判官 大法廷 平成一一年(行ツ)第八号平成一一年一一月一〇日大法廷判決 【要旨】一 衆議院議員選挙における比例代表制の合憲性
二 衆議院議員選挙における重複立候補制の合憲性
元原利文 裁判官 大法廷 平成一一年(行ツ)第七号平成一一年一一月一〇日大法廷判決 【要旨】衆議院議員選挙における小選挙区の区割規定等の合憲性
元原利文 裁判官 大法廷 平成九年(行ツ)第一〇四号平成一〇年九月二日大法廷判決 【要旨】平成7年7月23日選挙当時における参議院(選挙区選出)議員の定数配分規定の合憲性が認められた事例
【参照条文】憲法14条
元原利文 裁判官 第三小法廷 平成一〇年(行ツ)第二一五号平成一〇年一一月一七日第三小法廷判決 【要旨】公職選挙法二五一条の二第一項五号、二項と憲法一五条一項、三一条
【参照条文】公職選挙法251条の2、憲法15条1項、憲法31条
元原利文 裁判官 第三小法廷 平成九年(あ)第一二〇七号平成一一年九月二八日第三小法廷決定 【要旨】大麻取締法違反、関税法違反被告事件(最高裁判所平成九年(あ)第一二〇七号平成一一年九月二八日第三小法廷決定、棄却)
元原利文 裁判官 第三小法廷 平成九年(オ)第二二六七号平成一一年一一月三〇日第三小法廷判決 【要旨】民訴法三三八条一項五号の事由があるとして提起した除権判決に対する不服の訴えの係属中に罰すべき行為の公訴時効が完成した場合に、右訴えを提起することができないとされた事例
元原利文 裁判官 第三小法廷 平成一〇年(ク)第六四六号平成一一年三月九日第三小法廷決定 【要旨】原裁判所は上告の理由が明らかに民訴法三一二条一、二項に規定する事由に該当しないことを理由として上告を却下することはできない
【参照条文】民事訴訟法316条、民事訴訟法312条
元原利文 裁判官 第三小法廷 平成七年(オ)第二六四号平成一〇年七月一四日第三小法廷判決 【要旨】手形に商事留置権を持つ銀行が債務者の破産後に手形交換制度で取立てて弁済に充当する行為は管財人に対する不法行為とならない
【参照条文】破産法93条
元原利文 裁判官 第三小法廷 平成八年(あ)第一三〇八号平成一〇年一一月二日第三小法廷決定 【要旨】児童福祉法三四条一項六号にいう「児童に淫行をさせる行為」に当たるとされた事例
【参照条文】児童福祉法34条
元原利文 裁判官 第三小法廷 平成八年(オ)第二〇号平成一〇年三月一〇日第三小法廷判決 【要旨】受遺者が遺留分減殺請求を受ける前に遺贈の目的物を譲渡した場合、受遺者の遺留分権利者に対する価格弁償の額は、右時点における客観的に相当な額を基準として算定すべきである
【参照条文】民法1040条,民法1041条
元原利文 裁判官 第三小法廷 平成六年(オ)第一八三八号平成一〇年四月二八日第三小法廷判決 【要旨】香港高等法院がした訴訟費用負担の裁判と執行判決の要件
【参照条文】民事執行法24条
元原利文 裁判官 第三小法廷 平成七年(行ツ)第五三号平成一一年一〇月一二日第三小法廷判決 【要旨】じん肺及びこれに合併する肺結核にり患した労働者の原発性肺がんによる死亡の業務起因性が証明されたとはいまだいえないとされた事例
元原利文 裁判官 第三小法廷 平成七年(行ツ)第九三号平成一一年一二月一四日第三小法廷判決 【要旨】コンピューターゲームソフトを入力したフロッピーディスクが宮崎県における青少年の健全な育成に関する条例一三条一項一号にいう「著しく青少年の性的感情を刺激し、その健全な成長を阻害するおそれのあるもの」に当たるとされた事例
元原利文 裁判官 第三小法廷 平成五年(行ツ)第八五号平成九年一一月二八日第三小法廷判決 【要旨】市立保育園の保母に発症した頸肩腕症候群と同人の保母としての業務との間に因果関係が認められるとされた事例
【参照条文】労働者災害補償保健法7条
元原利文 裁判官 第三小法廷 平成九年(オ)第四一一号平成一一年一〇月二六日第三小法廷判決 【要旨】名誉毀損行為が刑事第一審の判決を資料としてその認定事実と同一性のある事実を真実と信じて摘示したものである場合には、特段の事情がない限り、摘示した事実を真実と信ずるについて相当の理由がある
元原利文 裁判官 第三小法廷 平成九年(オ)第二〇六〇号平成一一年九月一四日第三小法廷判決 【要旨】いわゆる危急時遺言に当たり民法九七六条一項にいう口授があったとされた事例
元原利文 裁判官 第三小法廷 平成六年(オ)第一九九八号平成一〇年三月一〇日第三小法廷判決 【要旨】宗教法人の代表者(住職)として寺院建物の所持を開始した者が、僧籍はく脱の処分を受けた後に、右建物を占有している右法人に対して占有回収の訴えによりその返還を求めることができるとされた事例
【参照条文】民法184条、民事訴訟法第二編第一章訴え
元原利文 裁判官 第三小法廷 平成六年(オ)第二一三七号平成一〇年四月一四日第三小法廷判決 【要旨】構成員の一人が和議開始の申立てをする前の共同企業体の債務を右申立て後に弁済した他の構成員が右弁済による求償権をもって和議債務者の債権と相殺することの可否(積極)
【参照条文】和議法104条
元原利文 裁判官 第三小法廷 平成一〇年(ク)第三七九号平成一〇年七月一三日第三小法廷決定 【要旨】民事訴訟法337条の許可抗告は合憲
【参照条文】民事訴訟法337条、憲法32条、憲法31条
元原利文 裁判官 第三小法廷 平成七年(し)第四九号平成一〇年一〇月二七日第三小法廷決定 【要旨】新たな証拠により確定判決の認定の一部に事実誤認のあることが判明しても刑訴法四三五条六号の再審事由に該当しないとされた事例
元原利文 裁判官 第三小法廷 平成八年(オ)第二二二四号平成一二年二月二九日第三小法廷判決 【要旨】一 破産宣告当時双務契約の当事者双方に未履行の債務が存在していても破産管財人が破産法五九条一項に基づく解除権を行使することができない場合
二 預託金会員制ゴルフクラブの会員が破産した場合に破産管財人が破産法五九条一項に基づく解除権を行使することができないとされた事例
元原利文 裁判官 第三小法廷 平成八年(オ)第五二号平成一〇年六月一六日第三小法廷判判決 【要旨】地方自治法二四二条の二第七項にいう勝訴には請求の認諾がされた場合が含まれる
【参照条文】地方自治法242条の2
元原利文 裁判官 第三小法廷 平成九年(し)第二四〇号平成一〇年四月二一日第三小法廷決定 【要旨】少年法16条の援助協力として捜査機関から得た証拠の存在を附添人に知らせないのは原則として不当だが、少年の防御上特段の不利益がなければ裁量の範囲を逸脱したとまでいうことはできない
【参照条文】少年法16条、憲法31条
元原利文 裁判官 第三小法廷 平成七年(オ)第一四一三号平成一〇年一一月二四日第三小法廷判決 【要旨】 一 仮差押えによる時効中断の効力は、仮差押えの執行保全の効力が存続する間は継続する
二 仮差押えによる時効中断の効力は、仮差押えの被保全債権つき本案の勝訴判決が確定した としても、これによって消滅するものではない
【参照条文】民法154条
元原利文 裁判官 第三小法廷 平成八年(オ)第三八〇号平成一二年三月一四日第三小法廷判決 【要旨】婚姻関係が終了し家庭が崩壊していることと嫡出の推定を受ける子を被告とする親子関係不存在確認の訴えの許否
元原利文 裁判官 第三小法廷 平成八年(オ)第一二八号平成一二年一月二八日第三小法廷判決 【要旨】長男を保育園に預けている女性従業員に対する東京都目黒区所在の事業場から同八王子市所在の事業場への異動命令が権利の濫用に当たらないとされた事例
元原利文 裁判官 第三小法廷 平成一〇年(許)第四号平成一〇年一二月一八日第三小法廷決定 【要旨】請負工事に用いられた動産の売主が請負代金債権に対して動産売買の先取特権に基づく物上代位権を行使することの可否
【参照条文】民法304条
元原利文 裁判官 第三小法廷 平成六年(オ)第一○八三号平成一○年二月二四日第三小法廷判決 【要旨】明細書の特許請求の範囲の記載と一部異なる製品等が特許発明の構成と均等なものとしてその技術的範囲に属すると解すべき場合
元原利文 裁判官 第三小法廷 平成一〇年(オ)第一三一八号平成一一年三月九日第三小法廷判決 【要旨】和議債権者は、和議認可決定の確定により和議債権が変更された後も、右変更前の和議債権を自働債権として右確定前に相殺適状にあった受働債権と相殺することができる
【参照条文】民法505条、和議法54条
元原利文 裁判官 第三小法廷 平成九年(あ)第一二三二号,第一二四五号平成一一年二月一六日第三小法廷判決 【要旨】新薬に関する副作用症例の発生と証券取引法一六六条二項四号所定の業務等に関する重要事実
【参照条文】証券取引法166条
元原利文 裁判官 第三小法廷 平成一〇年(あ)第一一三七号平成一一年一一月三〇日第三小法廷決定 【要旨】基線の変更により我が国の領海となった海域における違法行為に対する裁判権の行使と旧日韓漁業協定
元原利文 裁判官 第三小法廷 平成九年(あ)第六一三号平成一二年二月八日第三小法廷判決 【要旨】行政書士が業として登記申請手続を代理した場合における司法書士法一九条一項違反の罪の成否(積極)
元原利文 裁判官 第三小法廷 平成九年(オ)第九五三号平成一一年三月九日第三小法廷判決 【要旨】被相続人の生存中に相続人に対し売買を原因としてされた所有権移転登記について、被相続人の死亡後に、相続を原因とするものに改める更正登記手続をすることはできない
【参照条文】不動産登記法63条
元原利文 裁判官 第三小法廷 平成九年(あ)第九八〇号平成一〇年二月一三日第三小法廷決定 【要旨】けん銃の譲渡しと譲受けの周施の罪とその譲渡し又は譲受けの罪の幇助罪との関係
【参照条文】刑法62条、銃刀法3条の7、3条の10、31条の4、31条の15
元原利文 裁判官 第三小法廷 平成八年(行ツ)第一六八号平成一○年二月二四日第三小法廷判決 【要旨】登録免許税法二五条に基づいて登記官が行う登録免許税額の納付の事実の確認と抗告訴訟の対象(消極)
【参照条文】登録免許税法25条
元原利文 裁判官 第三小法廷 平成九年(オ)第二〇三七号平成一一年四月二七日第三小法廷判決 【要旨】一 不動産競売手続において執行力のある債務名義の正本を有する債権者がする配当要求は、配当要求に係る債権につき時効中断の効力を生ずる
二 右の配当要求によって生じた時効中断の効力は、不動産競売手続が申立債権者の追加手続 費用の不納付を理由に取り消された場合でも、取消決定が確定する時まで継続する
【参照条文】民法147条
元原利文 裁判官 第三小法廷 平成九年(オ)第二一一七号平成一〇年三月二四日第三小法廷判決 【要旨】民法九〇三条一項の定める相続人に対する贈与は、特段の事情のない限り、民法一〇三〇条の定める要件を満たさないものであっても、遺留分減殺の対象となる
【参照条文】民法900条,民法903条,民法904条,民法1028条,民法1029条,民法1030条,民法1044条
元原利文 裁判官 第三小法廷 平成八年(オ)第五三九号平成一一年七月一三日第三小法廷判決 【要旨】公道に一・四五メートル接する土地上の建築基準法施行前からあった建物が取り壊された場合に同土地の所有者につきいわゆる接道要件を満たすべき内容の囲繞地通行権が認められないとされた事例
【参照条文】民法210条
元原利文 裁判官 第三小法廷 平成五年(あ)第一一三五号平成一〇年三月二四日第三小法廷判決 【要旨】酒税法第九条一項、五六条一項一号の合憲性
【参照条文】酒税法第9条、酒税法第56条、憲法29条
元原利文 裁判官 第三小法廷 平成一〇年(オ)第二一八九号平成一一年六月二九日第三小法廷判決 【要旨】原判決の判断遺脱が上告理由たる理由不備に当たらないとされた事例
【参照条文】民事訴訟法312条、民事訴訟法325条
元原利文 裁判官 第三小法廷 平成七年(オ)第一七四七号平成一一年二月二三日第三小法廷判決 【要旨】やむを得ない事由があっても任意の脱退を許さない旨の組合契約における約定は無効である
【参照条文】民法678条
元原利文 裁判官 第三小法廷 平成五年(オ)第一一八九号平成一二年二月二二日第三小法廷判決 【要旨】弁護人からの被疑者との接見の申出に対して書面を交付する方法により接見の日時等の指定をしようとした検察官の措置が違法とはいえないとされた事例
元原利文 裁判官 第三小法廷 平成九年(オ)第四二六号平成一一年一一月九日第三小法廷判決 【要旨】主たる債務者である破産者が免責決定を受けた場合に、免責決定の効力の及ぶ債務の保証人は、その債権についての消滅時効を援用することができない
元原利文 裁判官 第三小法廷 平成七年(オ)第五一四号平成一〇年三月二四日第三小法廷判決 【要旨】将来における建物の賃料債権の差押えの効力が発生した後に当該建物を譲り受けた者が賃貸人の地位の移転に伴い取得した賃料債権は、差押債権者に対抗することができない。
【参照条文】民事執行法145条・同151条
元原利文 裁判官 第三小法廷 平成一〇年(オ)第九九四号平成一二年五月三〇日第三小法廷判決 【要旨】共同相続登記を経由した不動産につき受遺者から共同相続人の一人が遺留分減殺を原因として所有権を取得したときに、右共同相続登記を同人への所有権移転登記に更正することはできない
元原利文 裁判官 第三小法廷 平成一一年(許)第二五号平成一一年一〇月二六日第三小法廷決定 【要旨】競売の対象とされた土地上に競売対象外の建物等が存在する場合であっても、右土地の引渡命令を発付することは許される
元原利文 裁判官 第三小法廷 平成六年(オ)第二四一五号平成一〇年一二月一八日第三小法廷判決 【要旨】特定のメーカーの化粧品の卸売業者が特約店契約によって小売業者に対していわゆる対面販売を義務付けることが、独占禁止法一九条が禁止する「不公正な取引方法」のうち一般指定の13にいう拘束条件付取引に当たらないとされた事例
【参照条文】独占禁止法19条
元原利文 裁判官 第三小法廷 平成八年(オ)第二五九七号平成一〇年七月一四日第三小法廷判決 【要旨】血縁上の父親(上告人)が、父と子の間の親子関係の不存在の確認を求める訴訟を提起中に、その子(花子)を第三者の特別養子とする審判が確定した場合に、血縁上の父親には、訴えの利益がないとした原審には、違法な判断があるとした事件
【参照条文】民法817条の6、民事訴訟法第2編第1章訴え、民事訴訟法349条
元原利文 裁判官 第三小法廷 平成六年(オ)第六九八号平成一〇年六月三〇日第三小法廷判決 【要旨】ある債権の一部を訴訟で請求をし、別の訴訟でその残りの部分の債権を相殺のため主張することは原則としてできる
【参照条文】民事訴訟法114条
元原利文 裁判官 第三小法廷 平成七年(オ)第一〇五号平成一二年六月一三日第三小法廷判決 【要旨】弁護人となろうとする者から被疑者の逮捕直後に初回の接見の申出を受けた捜査機関が接見の日時を翌日に指定したことが違法とされた事例
元原利文 裁判官 第三小法廷 平成一〇年(行ツ)第五号平成一二年三月二一日第三小法廷判決 【要旨】名義貸しを理由とする風俗営業許可取消処分の適否
元原利文 裁判官 第三小法廷 平成九年(オ)第一九二七号平成一二年三月二一日第三小法廷判決 【要旨】マンションの特定の専有部分からの汚水が流れる排水管の枝管が共用部分に当たるとされた事例
元原利文 裁判官 第三小法廷 平成九年(行ツ)第一三号平成一〇年一一月一〇日第三小法廷判決 【要旨】駐留軍用地特措法三条の規定による土地の使用に関して適用される土地収用法七二条所定の使用する土地に対する補償金と所得税法三六条一項にいう「その年において収入すべき金額」
【参照条文】駐留軍用地特措法3条、土地収用法72条、所得税法36条
元原利文 裁判官 第三小法廷 平成九年(行ツ)第二四号平成一一年一〇月二六日第三小法廷判決 【要旨】市街化区域内にある開発区域において開発許可に係る工事が完了し検査済証が交付された後においては予定建築物について建築確認がされていないとしても右許可の取消しを求める訴えの利益は失われる。
元原利文 裁判官 第三小法廷 平成九年(あ)第六三六号平成一一年一二月一六日第三小法廷決定 【要旨】検証許可状により電話傍受を行ったことの適否(積極)
元原利文 裁判官 第三小法廷 平成九年(オ)第二〇四九号平成一一年一月二九日第三小法廷判決 【要旨】一つの交通事故の共同不法行為者である甲及び乙のうち乙の賠償すべき額のみが過失相殺により減額された場合に甲がした損害の一部てん補が乙の賠償すべき額に及ぼす影響
【参照条文】民法440条、民法719条
元原利文 裁判官 第三小法廷 平成一〇年(オ)第三六四号平成一二年四月一一日第三小法廷判決 【要旨】特許権に基づく差止め、損害賠償等の請求は、当該特許に無効理由が存在することが明らかであるときは、特段の事情がない限り、権利の濫用に当たり許されない
元原利文 裁判官 第三小法廷 平成八年(オ)第四九七号平成一〇年五月二六日第三小法廷判決 【要旨】借主甲が貸主乙に指示して貸付金を丙に給付させた後に丁の強迫を理由に消費貸借契約を取り消した場合に、乙からの不当利得返還請求につき、甲が右給付により利益を受けなかったというべき特段の事情があるとされた事例
【参照条文】民法704条
元原利文 裁判官 第三小法廷 平成八年(行ツ)第二六号平成一一年二月二三日第三小法廷判決 【要旨】輸入写真集が関税定率法(平成六年法律第一一八号による改正前のもの)二一条一項三号の輸入禁制品に該当する旨の税関長の通知が適法とされた事例
【参照条文】憲法21条、関税定率法 21条
元原利文 裁判官 第三小法廷 平成一〇年(オ)第八六六号平成一一年一二月一四日第三小法廷判決 【要旨】株式が数人の共有に属する場合において、商法二〇三条二項所定の権利行使者の指定を欠くときは、共有者全員が議決権を共同して行使する場合を除き、会社の側から議決権の行使を認めることは許されない。
元原利文 裁判官 第三小法廷 平成九年(オ)第二一九号平成一一年一月二九日第三小法廷判決 【要旨】将来支払われるべき診療報酬債権を目的とする債権譲渡契約のうち譲渡開始から六年八箇月目以降一年間に関する部分の効力が肯定された事例
【参照条文】民法466条、民法467条、民法468条、民法494条
元原利文 裁判官 第三小法廷 平成一〇年(オ)第一〇八一号、第一〇八二号平成一二年二月二九日第三小法廷判決 【要旨】「エホバの証人」の信者である患者に対して輸血の方針に関し説明をしないで手術を施行して輸血をした医師が不法行為責任を負うとされた事例
山口繁 裁判長裁判官 大法廷 平成一一年(行ツ)第三五号平成一一年一一月一〇日大法廷判決 【要旨】一 衆議院議員選挙における小選挙区制の合憲性
二 衆議院議員選挙における小選挙区の区割規定等の合憲性
三 候補者届出政党の選挙運動を認める公職選挙法の規定の合憲性
山口繁 裁判長裁判官 大法廷 平成一〇年(分ク)第一号平成一〇年一二月一日大法廷決定 【要旨】寺西判事補戒告事件:積極的な政治運動をしたとして裁判官分限裁判により戒告がされた事例
【参照条文】裁判所法52条1号、裁判官分限法2条
山口繁 裁判長裁判官 大法廷 平成五年(オ)第一一八九号平成一一年三月二四日大法廷判決 【要旨】刑訴法三九条三項本文の規定は、憲法三四条前段、三七条三項、三八条一項に違反しない
【参照条文】刑訴法39条、憲法34条前段、憲法37条3項、憲法38条1項
山口繁 裁判長裁判官 大法廷 平成八年(オ)第一六九七号平成一一年一一月二四日大法廷判決 【要旨】抵当権者が抵当不動産の不法占有者に対して所有者の権利を代位行使し明渡しを請求することができるとされた事例
山口繁 裁判長裁判官 大法廷 平成一一年(行ツ)第八号平成一一年一一月一〇日大法廷判決 【要旨】一 衆議院議員選挙における比例代表制の合憲性
二 衆議院議員選挙における重複立候補制の合憲性
山口繁 裁判長裁判官 大法廷 平成九年(行ツ)第一〇四号平成一〇年九月二日大法廷判決 【要旨】平成7年7月23日選挙当時における参議院(選挙区選出)議員の定数配分規定の合憲性が認められた事例
【参照条文】憲法14条
山口繁 裁判長裁判官 大法廷 平成一一年(行ツ)第七号平成一一年一一月一〇日大法廷判決 【要旨】衆議院議員選挙における小選挙区の区割規定等の合憲性
山口繁 裁判官 第三小法廷 平成八年(オ)第二二〇号平成九年五月二七日第三小法廷判決 【要旨】いわゆるロス疑惑関連の名誉毀損訴訟で、被告人が保険金詐取のため交換殺人を持ちかけたとの趣旨の記事が名誉毀損に当たり、後に同種の嫌疑で有罪判決を受けても損害が消滅するものではないとされた例
【参照条文】民法723条
山口繁 裁判官 第三小法廷 平成五年(オ)第一〇三八号平成九年五月二七日第三小法廷判決 【要旨】いわゆるロス疑惑関連の名誉毀損訴訟で、推理小説作家の推理として被告人が保険金殺人の主犯格だとする記事を掲載した夕刊紙の記事が名誉毀損に当たるとした例
【参照条文】民法723条
山口繁 裁判官 第三小法廷 平成六年(オ)第一一一九号平成九年八月二九日第三小法廷判決 【要旨】高等学校用日本史教科書用図書の改訂検定に当たって文部大臣が助言・指導の性質を有する改善意見を付したうえ、これに応じることを合格の条件とする修正意見を付したことに裁量権の範囲を逸脱した違法があるとされた事例(第三次家永教科書訴訟判決)
【参照条文】憲法13条・同21条・同23条・同26条・同31条・教育基本法10条・国際人権規約(昭和54年条約7号)19条
【解説】
【代理人論評】原告側代理人(藤田康幸
山口繁 裁判官 第三小法廷 平成七年(オ)第一九八八号平成九年七月一日第三小法廷判決 【要旨】いわゆる並行輸入に対する特許権に基づく差止めの可否(消極)
【解説】
大出峻郎 裁判長裁判官 第一小法廷 平成七年(オ)第一二〇三号平成一二年一月二七日第一小法廷判決 【要旨】一 渉外的な法律関係において、ある一つの法律問題を解決するために不可欠な前提問題の準拠法は、我が国の国際私法によって定めるべきである
二 血縁関係がない者の間における親子関係の成立についての準拠法
大出峻郎 裁判長裁判官 第一小法廷 平成七年(オ)第二一二二号平成一一年一月二一日第一小法廷判決 【要旨】水道事業者である町が水道水の需要を抑制するためマンション建設業者との給水契約を拒否したことに水道法一五条一項にいう「正当の理由」があるとされた事例
【参照条文】水道法15条
大出峻郎 裁判長裁判官 第一小法廷 平成九年(オ)第一一〇四号平成一一年四月二二日第一小法廷判決 【要旨】共有に係る土地及び借地権につき全面的価格賠償の方法により分割することが許されるとされた事例
【参照条文】民法258条
大出峻郎 裁判長裁判官 第一小法廷 平成八年(あ)第三四二号平成一二年二月二四日第一小法廷決定 【要旨】完成品に組み込まれた部品の商標について商標権侵害罪の成立が認められた事例
大出峻郎 裁判長裁判官 第一小法廷 平成八年(行ツ)第二七一号平成一〇年一二月一七日第一小法廷判決 【要旨】風俗営業許可処分の取消しを求める第三者の原告適格について否定された事例
【参照条文】風営適正化法3条、4条、同法施行令6条
大出峻郎 裁判長裁判官 第一小法廷 平成七年(行ツ)第一一六号平成一一年一月二一日第一小法廷判決 【要旨】一 市長が住民票に世帯主との続柄を記載する行為と抗告訴訟の対象
二 市長が住民票に非嫡出子の世帯主との続柄を「子」と記載したことに国家賠償法一条一項にいう違法がないとされた事例 
【参照条文】国家賠償法1条
大出峻郎 裁判長裁判官 第一小法廷 平成七年(オ)第七九三号平成一二年二月七日第一小法廷判決 【要旨】捜査機関等に対する自白の信用性を肯定して少年らが強姦未遂及び殺人の犯人であると認定した原判決に経験則違反の違法があるとされた事例
大出峻郎 裁判長裁判官 第一小法廷 平成七年(オ)第一六〇号平成一一年四月二二日第一小法廷判決 【要旨】甲乙が自動二輪車に乗車中の交通事故により死亡した甲の両親が、捜査機関の認定に反して乙が運転者であったと主張して乙に対してした損害賠償請求訴訟の提起が違法とはいえないとされた事例
【参照条文】民法709条
大出峻郎 裁判長裁判官 第一小法廷 平成六年(行ツ)第二三九号平成一〇年一一月一二日第一小法廷判決 【要旨】土地区画整理法に基づく保留地の処分と住民訴訟の対象となる「財産の処分」及び「契約の締結」
【参照条文】土地区画整理法、地方自治法242条、地方自治法242条の2
大出峻郎 裁判長裁判官 第一小法廷 平成一〇年(オ)第五一三号平成一一年二月二五日第一小法廷判決 【要旨】契約締結後約三八年八箇月を経過した木造建物所有目的の土地の使用貸借につき使用収益をするのに足りるべき期間の経過を否定した原審の判断に違法があるとされた事例
【参照条文】民法597条
大出峻郎 裁判長裁判官 第一小法廷 平成八年(オ)第九八三号平成一〇年三月二六日第一小法廷判決 【要旨】配当に異議を述べなかった債権者は、後日他の債権者に不当利得を主張することができない
【参照条文】民法703条、民事執行法89条
大出峻郎 裁判長裁判官 第一小法廷 平成六年(オ)第一四〇八号平成一〇年三月二六日第一小法廷判決 【要旨】同一の債権の一般の差押と抵当権者の物上代位による差押の優劣は、一般の差押命令の送達と抵当権設定登記との先後による
【参照条文】民法304条、民法372条、民事執行法145条
大出峻郎 裁判長裁判官 第一小法廷 平成九年(あ)第一三二九号平成一一年四月八日第一小法廷決定 【要旨】京都市風紀取締条例三条の罰則のうち罰金を定めた部分が失効した場合の拘留を定めた部分の効力
【参照条文】京都市風紀取締条例3条
大出峻郎 裁判長裁判官 第一小法廷 平成七年(オ)第一七〇五号平成一一年三月二五日第一小法廷判決 【要旨】賃貸建物の新旧所有者が賃貸人の地位を旧所有者に留保する旨を合意したとしても、これをもって直ちに賃貸人の地位の新所有者への移転を妨げるべき特段の事情があるとはいえない
【参照条文】借地借家法31条
大出峻郎 裁判官 大法廷 平成一〇年(分ク)第一号平成一〇年一二月一日大法廷決定 【要旨】寺西判事補戒告事件:積極的な政治運動をしたとして裁判官分限裁判により戒告がされた事例
【参照条文】裁判所法52条1号、裁判官分限法2条
大出峻郎 裁判官 大法廷 平成八年(オ)第一六九七号平成一一年一一月二四日大法廷判決 【要旨】抵当権者が抵当不動産の不法占有者に対して所有者の権利を代位行使し明渡しを請求することができるとされた事例
大出峻郎 裁判官 大法廷 平成九年(行ツ)第一〇四号平成一〇年九月二日大法廷判決 【要旨】平成7年7月23日選挙当時における参議院(選挙区選出)議員の定数配分規定の合憲性が認められた事例
【参照条文】憲法14条
大出峻郎 裁判官 大法廷 平成五年(オ)第一一八九号平成一一年三月二四日大法廷判決 【要旨】刑訴法三九条三項本文の規定は、憲法三四条前段、三七条三項、三八条一項に違反しない
【参照条文】刑訴法39条、憲法34条前段、憲法37条3項、憲法38条1項
大出峻郎 裁判官 第一小法廷 平成九年(オ)第六八五号平成一〇年六月一一日第一小法廷判決 【要旨】遺産全部がある相続人に遺言で贈られた場合、他の相続人の遺産分割の申し入れは遺留分減殺の意思表示も含む。
【参照条文】民法1042条
大出峻郎 裁判官 第一小法廷 平成八年(行ツ)第七六号平成一一年一一月二五日第一小法廷判決 【要旨】都市計画事業認可処分等の取消訴訟と事業地周辺地域居住者等の原告適格
大出峻郎 裁判官 第一小法廷 平成一一年(オ)第七七三号平成一二年一月二七日第一小法廷判決 【要旨】A名義の不動産につき、AからB、Bから甲への順次の相続を原因として直接甲に対する所有権移転登記がされているときに、右登記をAの共同相続人乙及びBに対する所有権移転登記並びにBから甲に対する持分全部移転登記に更正することはできない
大出峻郎 裁判官 第一小法廷 平成五年(オ)第七八九号平成一〇年四月三〇日第一小法廷判決 【要旨】訴訟上の相殺の抗弁に対して、その自働債権を別の債権で相殺するという訴訟上の相殺の抗弁を主張することは許されない
【参照条文】民事訴訟法114条
大出峻郎 裁判官 第一小法廷 平成一二年(許)第五号平成一二年五月一日第一小法廷決定 【要旨】家庭裁判所は、婚姻関係が破綻して父母が別居状態にある場合に子と同居していない親と子の面接交渉について相当な処分を命ずることができる
大出峻郎 裁判官 第一小法廷 平成九年(あ)第一二二七号平成一一年一二月二〇日第一小法廷決定 【要旨】虚偽の氏名等を記載した履歴書等を作成行使した行為が有印私文書偽造、同行使罪に当たるとされた事例
大出峻郎 裁判官 第一小法廷 平成七年(オ)第一四四五号平成一一年一月二一日第一小法廷判決 【要旨】建物賃貸借契約継続中に賃借人が敷金返還請求権の存在確認を求める訴えにつき確認の利益があるとされた事例
【参照条文】民事訴訟法第二編第1章訴え
大出峻郎 裁判官 第一小法廷 平成一〇年(オ)第一四九九号、第一五〇〇号平成一一年一二月一六日第一小法廷判決 【要旨】特定の不動産を特定の相続人に相続させる趣旨の遺言がされた場合、右相続人に右不動産の所有権移転登記を取得させることは、遺言執行者の職務権限に属する
大出峻郎 裁判官 第一小法廷 平成一〇年(オ)第一四六五号平成一一年三月一一日第一小法廷判決 【要旨】分割払による貸金の返済期日が「毎月X日」と定められた場合にX日が休日に当たるときの返済期日の解釈と貸金業法一七条の書面に記載すべき「各回の返済期日」
【参照条文】貸金業法17条
大出峻郎 裁判官 第一小法廷 平成一〇年(受)第五号平成一一年一月二一日第一小法廷判決 【要旨】被相続人から抵当権の設定を受けた相続債権者が相続財産法人に対して抵当権設定登記手続を請求することの可否(消極)
【参照条文】民法951条
大出峻郎 裁判官 第一小法廷 平成九年(オ)第四四八号平成一〇年九月一〇日第一小法廷判決 【要旨】被害者が共同不法行為者の一人とした訴訟上の和解における債務免除の効力が他の共同不法行為者に対しても及ぶ場合と求償金額の算定
【参照条文】民法437条
大出峻郎 裁判官 第一小法廷 平成八年(オ)第二〇四三号平成一一年二月二五日第一小法廷判決 【要旨】医師が肝硬変の患者について肝細胞がんを早期に発見するための検査を実施しなかったことと患者の死亡との間の因果関係を否定した原審の判断が違法とされた事例
【参照条文】民法709条
大出峻郎 裁判官 第一小法廷 平成八年(オ)第七一八号平成一一年一一月二五日第一小法廷判決 【要旨】建築請負人が注文者に対し建物所有権保存登記の抹消登記手続請求訴訟を提起し、これを追行しても、請負代金債権の消滅時効は中断しない
大出峻郎 裁判官 第一小法廷 平成一〇年(オ)第一一一六号平成一二年三月九日第一小法廷判決 【要旨】年会費のない預託金会員制ゴルフクラブの会員が破産した場合に破産管財人が破産法五九条一項に基づく解除権を行使することができないとされた事例
大出峻郎 裁判官 第一小法廷 平成八年(あ)第二〇四号平成一〇年三月一二日第一小法廷判決 【要旨】重度の聴覚障害等により精神的能力及び意思疎通能力に重い障害のある被告人が刑訴法三一四条一項にいう「心神喪失の状態」にはなかったと認められた事例
【参照条文】刑訴法314条
大出峻郎 裁判官 第一小法廷 平成七年(オ)第二〇二九号平成一二年三月九日第一小法廷判決 平成七年(オ)第二〇二九号平成一二年三月九日第一小法廷判決 【要旨】労働者が始業時刻前及び終業時刻後の作業服及び保護具の着脱等に要した時間が労働基準法上の労働時間に該当するとされた事例
大出峻郎 裁判官 第一小法廷 平成七年(行ツ)第一二二号平成一一年一〇月二一日第一小法廷判決 【要旨】市が社会福祉協議会を通じて地元の戦没者遺族会に補助金を支出したこと及び市福祉事務所職員が右遺族会の書記事務に従事したことが憲法二〇条三項により禁止される宗教的活動に当たらないとされた事例
大出峻郎 裁判官 第一小法廷 平成七年(行ツ)第一〇五号平成一二年一月二七日第一小法廷判決 【要旨】甲無効審判請求の後に同一の事実及び同一の証拠に基づく乙無効審判請求不成立の確定審決が登録されても、甲無効審判請求は不適法となるものではない
大出峻郎 裁判官 第一小法廷 平成八年(オ)第二四二二号平成一一年九月九日第一小法廷判決 【要旨】 一 極度額を超える金額の被担保債権を請求債権とする根抵当権の実行と被担保債権について消滅時効中断の効力が及ぶ範囲
 二 不動産競売の申立ての取下げと被担保債権の消滅時効中断の効力の帰すう
大出峻郎 裁判官 第一小法廷 平成六年(オ)第七一五号平成一一年三月二五日第一小法廷判決 【要旨】宗教団体等を批判する記事が週刊誌等に掲載された場合において、出版社等は、信者個々人に対し、心の静穏を乱したことを理由として不法行為責任を負わないとされた事例
【参照条文】民法709条
大出峻郎 裁判官 第一小法廷 平成八年(行ツ)第五四号平成一一年六月一〇日第一小法廷判決 【要旨】特定の財産が相続財産に含まれないとする相続税の期限内申告書が提出された後に当該財産が相続財産に含まれるとする修正申告書が提出されたにもかかわらず国税通則法六五条四項の「正当な理由」があると解すべき場合
【参照条文】国税通則法65条
大出峻郎 裁判官 第一小法廷 平成八年(オ)第二二九二号平成一一年六月二四日第一小法廷判決 【要旨】遺留分減殺の対象となる贈与を受けた者が右贈与に基づき目的物の占有を継続し取得時効を援用したとしても、減殺請求をした遺留分権利者への目的物についての権利の帰属は妨げられない
【参照条文】民法1028条
大出峻郎 裁判官 第一小法廷 平成一〇年(オ)第一一八三号平成一一年三月二五日第一小法廷判決 【要旨】取締役等を選任する甲株主総会決議の不存在確認請求に同決議の不存在を理由とする後任取締役等の選任に係る乙株主総会決議の不存在確認請求が追加された場合における甲決議の存否確認の利益の有無(積極)
【参照条文】民事訴訟法第二編第1章訴え
大出峻郎 裁判官 第一小法廷 平成九年(オ)第八〇二号平成一〇年二月二六日第一小法廷判決 【要旨】相続人に対する遺贈が遺留分減殺の対象となる場合においては、右遺贈の目的の価額のうち受遺者の遺留分額を超える部分のみが、民法一〇三四条にいう目的の価額に当たる
【参照条文】民法1028条,民法1034条
大出峻郎 裁判官 第一小法廷 平成八年(あ)第一五号平成一〇年七月一〇日第一小法廷決定 【要旨】食品衛生法四条二号の規定の憲法三一条違反をいう点は、食品衛生法四条二号にいう「有害な物質」の意義が不明確であるということはできない
【参照条文】食品衛生法第4条2号、憲法第31条
大出峻郎 裁判官 第一小法廷 平成一〇年(あ)第一一四六号、第一二二九号平成一一年六月一〇日第一小法廷判決 【要旨】証券取引法一六六条二項一号にいう上場会社等の業務執行を決定する機関が株式の発行を行うことについての決定をしたとされた事例
【参照条文】証券取引法166条
大出峻郎 裁判官 第一小法廷 平成九年(オ)第九九二号、第九九三号平成一二年三月九日第一小法廷判決 【要旨】交通事故の被害者の保有者に対する損害賠償請求権が第三者に転付されたときは、被害者は転付された債権額の限度において自動車損害賠償保障法一六条一項に基づく損害賠償額の支払請求権を失う
大出峻郎 裁判官 第一小法廷 平成九年(あ)第四一六号平成一一年一〇月二〇日第一小法廷決定 【要旨】件名受託収賄被告事件(最高裁判所平成九年(あ)第四一六号平成一一年一〇月二〇日第一小法廷決定、棄却)
大出峻郎 裁判官 第一小法廷 平成六年(行ツ)第七六号平成一〇年三月二六日第一小法廷判決 【要旨】酒税法九条一項、一〇条一〇号と憲法二二条一項
【参照条文】酒税法9条、酒税法10条、憲法22条1項
大出峻郎 裁判官 第一小法廷 平成九年(オ)第一七七一号平成一一年一〇月二一日第一小法廷判決 【要旨】平成九年(オ)第一七七一号平成一一年一〇月二一日第一小法廷判決
大出峻郎 裁判官 第一小法廷 平成九年(行ツ)第九七号平成一〇年七月一六日第一小法廷判決 【要旨】酒税法九条一項、一〇条一一号に基づく酒類販売業免許の拒否処分が適法とされた事例
【参照条文】酒税法9条、酒税法10条
大出峻郎 裁判官 第一小法廷 平成一〇年(オ)第五六〇号平成一二年三月九日第一小法廷判決 【要旨】一 離婚に伴う財産分与として金銭を給付する旨の合意は、不相当に過大な部分について、その限度において詐害行為として取り消されるべきである
二 離婚に伴う慰謝料を支払う旨の合意は、負担すべき損害賠償債務の額を超えた部分について詐害行為取消権行使の対象となる
大出峻郎 裁判官 第一小法廷 平成九年(行ツ)第一六五号平成一一年四月二二日第一小法廷判決 【要旨】一 地方自治法二四二条の二第一項四号所定の「当該職員」に対する訴えにおいて被告とすべき「当該職員」を誤ったときと行政事件訴訟法一五条の準用(積極)
二 地方自治法二四二条の二第一項四号所定の「当該職員」に対する訴えにおいて被告の変更がされた場合従前の被告に対する訴えの提起は新たな被告に対する時効中断事由に該当しない
【参照条文】地方自治法242条の2
大出峻郎 裁判官 第一小法廷 平成一一年(許)第一八号平成一二年三月一〇日第一小法廷決定 【要旨】内縁の夫婦の一方の死亡により内縁関係が解消した場合、民法七六八条の規定を類推適用することはできない
大出峻郎 裁判官 第一小法廷 平成一一年(許)第八号平成一一年三月九日第一小法廷決定 【要旨】原裁判所は民訴法三一八条一項の事件に当たらないことを理由として上告受理の申立てを却下することはできない
【参照条文】民事訴訟法318条
大出峻郎 裁判官 第一小法廷 平成一〇年(ク)第六九九号平成一一年三月一二日第一小法廷決定 【要旨】高等裁判所のした保全抗告についての決定は許可抗告の対象となる
【参照条文】民事訴訟法337条、民事保全法41条
大出峻郎 裁判官 第一小法廷 平成七年(オ)第二四六八号平成一一年七月一九日第一小法廷判決 【要旨】共同相続人が他の共同相続人の相続権を侵害している場合に相続回復請求権の消滅時効を援用しようとする者が立証すべき事項
【参照条文】民法145条
大出峻郎 裁判官 第一小法廷 平成六年(オ)第一九〇〇号平成一〇年二月二六日第一小法廷判決 【要旨】内縁の夫婦の共有不動産について、一方が死亡した後、他方が単独で使用する旨の合意があったと推認される
【参照条文】民法249条
大出峻郎 裁判官 第一小法廷 平成九年(オ)第三六七号平成一一年七月一五日第一小法廷判決 【要旨】出奔した県職員に対する懲戒免職処分が当該職員の知り得る状態に置かれ効力を生じたとされた事例
【参照条文】地方公務員法29条
大出峻郎 裁判官 第一小法廷 平成一一年(受)第一〇六七号平成一二年三月九日第一小法廷判決 【要旨】 一 破産宣告当時双務契約の当事者双方に未履行の債務が存在していても破産管財人が破産法五九条一項に基づく解除権を行使することができない場合
二 年会費のある預託金会員制ゴルフクラブの会員が破産した場合に破産管財人が破産法五九条一項に基づく解除権を行使することができないとされた事例
大出峻郎 裁判官 第一小法廷 平成一〇年(受)第四七五号、第四七六号平成一一年四月八日第一小法廷決定 【要旨】上告受理申立てにつき不受理決定がされた場合の附帯上告受理申立ての帰すう
【参照条文】民事訴訟法318条
大出峻郎 裁判官 第一小法廷 平成一〇年(受)第四五六号平成一一年九月九日第一小法廷判決 【要旨】生命保険契約の解約返戻金請求権を差し押さえた債権者は、これを取り立てるため、債務者の有する解約権を行使することができる
大出峻郎 裁判官 第一小法廷 平成七年(あ)第二四六号平成一〇年一一月二五日第一小法廷決定 【要旨】相互銀行の監査役が取締役らと行った担保不足の大口融資につき、相互銀行自身の利益を図る目的で行ったものであるから特別背任罪における第三者図利目的がないとの主張が排斥された事例
【参照条文】商法486条1項、刑法247条
大出峻郎 裁判官 第一小法廷 平成六年(オ)第八五七号平成一〇年一二月一七日第一小法廷判決 【要旨】金員の着服を原因とする不法行為に基づく損害賠償請求の訴訟の係属中は、右着服金相当額の 不当利得返還請求権につき、時効中断事由としての催告が継続するとされた事例
【参照条文】民法153条
大出峻郎 裁判官 第一小法廷 平成七年(オ)第二〇三〇号平成一二年三月九日第一小法廷判決 【要旨】労働者が始業時刻前及び終業時刻後の所定の入退場門と更衣所等との間の移動、終業時刻後の洗身等、休憩時間中の作業服及び保護具の一部の着脱等に要した時間が労働基準法上の労働時間に該当しないとされた事例
大出峻郎 裁判官 第一小法廷 平成七年(オ)第九四七号平成一一年七月一九日第一小法廷判決 【要旨】運賃変更の認可申請を却下した運輸局長の判断にその裁量権を逸脱し又はこれを濫用した違法はないとされた事例
【参照条文】国家賠償法1条
大出峻郎 裁判官 第一小法廷 平成一一年(受)第一一〇号平成一二年二月二四日第一小法廷判決 【要旨】具体的相続分確認請求事件(最高裁判所平成一一年(受)第一一〇号平成一二年二月二四日第一小法廷判決、棄却)
大出峻郎 裁判官 第一小法廷 平成八年(オ)第九九九号平成一一年四月二二日第一小法廷判決 【要旨】同一の申立てに係る複数の不動産の競売において、先行する配当手続で配当を受けることができなかった国税、地方税等は、後行の配当手続において再び私債権に優先するものとして取り扱われることを妨げない
【参照条文】滞納処分と強制執行等との手続の調整に関する法律10条
大出峻郎 裁判官 第一小法廷 平成一一年(オ)第一三三号、同年(受)第一一六号平成一一年四月二六日第一小法廷判決 【要旨】夫婦の一方から他方に対する人身保護法に基づく幼児の引渡請求を認めるべきものとされた事例
【解説】
大出峻郎 裁判官 第一小法廷 平成八年(オ)第一二四八号平成一二年一月二七日第一小法廷判決 【要旨】建築基準法四二条二項の規定による指定を受け現実に開設されている道路に接する土地の所有者から右道路の敷地所有者に対する右道路内に設置されたポールの撤去請求が否定された事例
大出峻郎 裁判官 第一小法廷 平成一一年(許)第二〇号平成一二年三月一〇日第一小法廷決定 【要旨】 一 証拠調べの必要性を欠くことを理由として文書提出命令の申立てを却下する決定に対しては、右必要性があることを理由として独立に不服の申立てをすることはできない
 二 民訴法一九七条一項三号所定の「技術又は職業の秘密」とは、その事項が公開されると、当該技術の有する社会的価値が下落しこれによる活動が困難になるもの又は当該職業に深刻な影響を与え以後その遂行が困難になるものをいう
大出峻郎 裁判官 第一小法廷 平成五年(オ)第一二一一号平成一〇年九月一〇日第一小法廷判決 【要旨】裁判所書記官が原告からの誤った回答に基づいて被告の就業場所が不明であるとして実施した訴状等の付郵便送達が適法であるとされた事例
大出峻郎 裁判官 第一小法廷 平成九年(オ)第一四四六号平成一〇年九月三日第一小法廷判決 【要旨】阪神・淡路大震災のような災害により賃借家屋が滅失し、居住用家屋の賃貸借契約が終了したときは、特段の事情がない限り、賃貸人は賃借人に「敷引金」を返還すべきである。
【参照条文】借地借家法
大出峻郎 裁判官 第一小法廷 平成七年(オ)第一二三〇号平成一〇年四月九日第一小法廷判決 【要旨】疾病のため労働者が使用者に命じられた現場作業に従事することができないとしても直ちに債務の本旨に従った労務の提供がないとはいえないとされた事例
【参照条文】民法413条、労働基準法24条
大出峻郎 裁判官 第一小法廷 平成五年(オ)第一二一一号、第一二一二号平成一〇年九月一〇日第一小法廷判決 【要旨】前訴において相手方当事者の不法行為により訴訟に関与する機会のないまま判決が確定した場合に、右判決に基づき支払った金員につき損害賠償請求をすることが許されないとされた事例
大出峻郎 裁判官 第一小法廷 平成九年(あ)第七一九号平成一一年一二月一六日第一小法廷決定 【要旨】強盗殺人等被告事件について、無期懲役に処した第一審判決を是認した控訴審判決には量刑の基礎となる事実に関する認定、評価の誤り又はその疑いが認められるが、いまだ破棄しなければ著しく正義に反するとは認められないとされた事例
大出峻郎 裁判官 第一小法廷 平成九年(オ)第二四三号平成一〇年六月一一日第一小法廷判決 【要旨】宅地建物取引業保証協会は内部規約で弁済業務保証の対象債権を限定して認証拒否することができない。
【参照条文】宅地建物取引業法64条の8
大出峻郎 裁判官 第一小法廷 平成八年(オ)第一五五九号平成一〇年一〇月二二日第一小法廷判決 【要旨】マンション駐車場の専用使用権分譲の対価が、マンション管理組合ではなく、分譲業者に帰属すべきものとされた事例
大出峻郎 裁判官 第一小法廷 平成六年(行ツ)第一〇九号平成一〇年三月一二日第一小法廷判決 【要旨】内地人女子の嫡出でない子につき朝鮮人男子により昭和二三年六月に認知がされた場合における平和条約発効後の子の国籍
大出峻郎 裁判官 第一小法廷 平成一一年(オ)第一四五三号平成一二年一月二七日第一小法廷判決 【要旨】民法九〇〇条四号ただし書前段と憲法一四条一項
大出峻郎 裁判官 第一小法廷 平成六年(オ)第六五一号平成一〇年九月一〇日第一小法廷判決 【要旨】自動車損害賠償保障法一六条一項の規定に基づく損害賠償額の支払がされた場合に国民健康保険の保険者が国民健康保険法六四条一項の規定に基づき代位取得する損害賠償請求権の額
【参照条文】自動車損害賠償保障法16条、国民健康保険法64条
大出峻郎 裁判官 第一小法廷 平成七年(オ)第六三七号平成一〇年九月一〇日第一小法廷判決 【要旨】不正競争防止法二条一項一号に規定する「混同を生じさせる行為」は、「広義の混同惹起行為」を含む。
【参照条文】不正競争防止法2条1項1号
大出峻郎 裁判官 第一小法廷 平成一〇年(あ)第四一三号平成一一年一二月一六日第一小法廷決定 【要旨】強盗殺人、恐喝未遂等被告事件につき、無期懲役に処した第一審判決を維持した控訴審判決を破棄しなければ著しく正義に反するとは認められないとされた事例
大出峻郎 裁判官 第一小法廷 平成一〇年(オ)第五八三号平成一一年一二月二〇日第一小法廷判決 【要旨】交通事故の被害者が事故後に別の原因により死亡した場合には、死亡後に要したであろう介護費用を右交通事故による損害として請求することはできない
大出峻郎 裁判官 第一小法廷 平成一〇年(行フ)第一号平成一一年一月一一日第一小法廷決定 【要旨】地方議会議員の除名処分の効力停止決定と除名に基づく繰上補充による当選の効力
【参照条文】公職選挙法98条
大出峻郎 裁判官 第一小法廷 平成七年(あ)第四六三号平成一一年二月一七日第一小法廷決定 【要旨】警察官によるけん銃の発砲が違法であり特別公務員暴行陵虐致死罪が成立するとされた事例
【参照条文】刑法196条
大出峻郎 裁判官 第一小法廷 平成八年(オ)第二五〇号平成一一年一月二一日第一小法廷判決 【要旨】貸金業者は、債務者から預金口座等への払込みによって利息の支払を受けたときでも、貸金業法四三条一項の適用を受けるためには、同法一八条一項に従って受取証書を債務者に交付しなければならない
【参照条文】貸金業法43条
大出峻郎 裁判官 第一小法廷 平成九年(あ)第一〇五四号平成一一年一二月九日第一小法廷決定 【要旨】不動産侵奪被告事件(最高裁判所平成九年(あ)第一〇五四号平成一一年一二月九日第一小法廷決定、棄却)
北川弘治 裁判長裁判官 第二小法廷 平成一〇年(許)第二号平成一一年五月一七日第二小法廷決定 【要旨】動産譲渡担保権に基づく物上代位権の行使が認められた事例
【参照条文】民法304条
北川弘治 裁判長裁判官 第二小法廷 平成九年(オ)第四三四号、第四三五号平成一一年一〇月二二日第二小法廷判決 【要旨】一 障害基礎年金及び障害厚生年金の逸失利益性の有無(積極)
二 障害基礎年金及び障害厚生年金についての各加給分の逸失利益性の有無(消極)
三 障害基礎年金及び障害厚生年金の受給権者が不法行為により死亡した場合にその相続人が受給権を取得した遺族基礎年金及び遺族厚生年金を控除すべき損害の費目
北川弘治 裁判長裁判官 第二小法廷 平成七年(オ)第一六三一号平成一一年六月一一日第二小法廷判決 【要旨】遺言者の死亡前に提起された遺言無効確認の訴えは、遺言者が心神喪失の常況にあって、遺言者による当該遺言の取消し又は変更の可能性が事実上ないとしても、不適法である
【参照条文】民事訴訟法第二編第1章訴え
北川弘治 裁判長裁判官 第二小法廷 平成八年(オ)第五五六号平成一一年一一月二九日第二小法廷判決 【要旨】一 貸金庫の内容物については、利用者の銀行に対する貸金庫契約上の内容物引渡請求権を差し押さえる方法により、強制執行をすることができる
二 貸金庫契約上の内容物引渡請求権についての取立訴訟においては、差押債権者は、貸金庫を特定して貸金庫契約が締結されていることを立証すれば足り、貸金庫内の個々の動産を特定してその存在を立証する必要はない
北川弘治 裁判長裁判官 第二小法廷 平成一一年(許)第四二号平成一二年四月七日第二小法廷決定 【要旨】質権が設定されている金銭債権の被転付適格(積極)
北川弘治 裁判官 大法廷 平成一一年(行ツ)第三五号平成一一年一一月一〇日大法廷判決 【要旨】一 衆議院議員選挙における小選挙区制の合憲性
二 衆議院議員選挙における小選挙区の区割規定等の合憲性
三 候補者届出政党の選挙運動を認める公職選挙法の規定の合憲性
北川弘治 裁判官 大法廷 平成八年(オ)第一六九七号平成一一年一一月二四日大法廷判決 【要旨】抵当権者が抵当不動産の不法占有者に対して所有者の権利を代位行使し明渡しを請求することができるとされた事例
北川弘治 裁判官 大法廷 平成一一年(行ツ)第八号平成一一年一一月一〇日大法廷判決 【要旨】一 衆議院議員選挙における比例代表制の合憲性
二 衆議院議員選挙における重複立候補制の合憲性
北川弘治 裁判官 大法廷 平成一〇年(分ク)第一号平成一〇年一二月一日大法廷決定 【要旨】寺西判事補戒告事件:積極的な政治運動をしたとして裁判官分限裁判により戒告がされた事例
【参照条文】裁判所法52条1号、裁判官分限法2条
北川弘治 裁判官 大法廷 平成五年(オ)第一一八九号平成一一年三月二四日大法廷判決 【要旨】刑訴法三九条三項本文の規定は、憲法三四条前段、三七条三項、三八条一項に違反しない
【参照条文】刑訴法39条、憲法34条前段、憲法37条3項、憲法38条1項
北川弘治 裁判官 大法廷 平成一一年(行ツ)第七号平成一一年一一月一〇日大法廷判決 【要旨】衆議院議員選挙における小選挙区の区割規定等の合憲性
北川弘治 裁判官 第二小法廷 平成七年(行ツ)第一三二号平成一二年三月一七日第二小法廷判決 【要旨】人事院勧告の完全実施等を求めるストライキに関与した農林水産省職員に対する懲戒処分が裁量権の範囲を逸脱したものとはいえないとされた事例
北川弘治 裁判官 第二小法廷 平成七年(オ)第六九〇号平成一一年二月二六日第二小法廷判決 【要旨】譲渡担保権者から目的物を譲り受けた第三者は、譲渡担保権者に対する清算金支払請求権を被担保債権とする留置権を主張して明渡しを拒む譲渡担保権設定者に対し、右請求権の消滅時効を援用することができる
【参照条文】民法145条
北川弘治 裁判官 第二小法廷 平成八年(オ)第二三五八号、第二三五九号平成一一年四月一六日第二小法廷判決 【要旨】第三者が支払保証委託契約を締結する方法によって立てた担保に対して権利行使をするための確定判決等は担保提供義務者を当事者とするものであることを要する
【参照条文】民事訴訟法第2編第1章訴え、民事訴訟規則29条
北川弘治 裁判官 第二小法廷 平成一一年(許)第二号平成一一年一一月一二日第二小法廷決定 【要旨】銀行の貸出稟議書は、特段の事情がない限り、民訴法二二〇条四号ハ所定の「専ら文書の所持者の利用に供するための文書」に当たる。
北川弘治 裁判官 第二小法廷 平成一〇年(行ヒ)第四三号平成一一年一〇月二二日第二小法廷判決 【要旨】特許権の存続期間の延長登録の理由となる薬事法所定の承認を受けるために特許発明を実施することができなかった期間の終期は、承認が申請者に到達することにより処分の効力が発生した日の前日である
北川弘治 裁判官 第二小法廷 平成一〇年(許)第八号平成一一年四月一六日第二小法廷決定 【要旨】質権設定者は、質権者の同意があるなどの特段の事情のない限り、質権の目的とされた債権に基づき当該債権の債務者に対して破産の申立てをすることはできない
【参照条文】破産法132条
北川弘治 裁判官 第二小法廷 平成一〇年(オ)第二一七号、第二一八号平成一二年三月二四日第二小法廷判決 【要旨】長時間にわたる残業を恒常的に伴う業務に従事していた労働者がうつ病にり患し自殺した場合に使用者の民法七一五条に基づく損害賠償責任が肯定された事例
北川弘治 裁判官 第二小法廷 平成一〇年(行ツ)第一九九号平成一一年一月二二日第二小法廷判決 【要旨】一 千代田区選挙区を特例選挙区として存置したことの適法性
二 東京都議会議員の議員定数配分規定の適法性
【参照条文】憲法14条
北川弘治 裁判官 第二小法廷 平成八年(オ)第二三四三号平成一〇年一二月一八日第二小法廷判決 【要旨】通行地役権の承役地の譲受人が地役権設定登記の欠缺を主張するについて正当な利益を有する第三者に当たらない場合、通行地役権者は、譲受人に対し、地役権設定登記手続を請求することができる。
【参照条文】民法177条
北川弘治 裁判官 第二小法廷 平成一〇年(オ)第六〇四号平成一一年七月一六日第二小法廷判決 【要旨】一 方法の発明に関する特許権に基づき、右方法を使用して品質規格を検定した物の製造販売の差止めを請求することはできない
二 特許法一〇〇条二項にいう「侵害の予防に必要な行為」は、差止請求権の行使を実効あらしめるものであって差止請求権の実現のために必要な範囲内のものであることを要する
三 医薬品の品質規格の検定が方法の発明に関する特許権を侵害する場合において、右医薬品についての薬価基準収載申請の取下げが特許法一〇〇条二項にいう「侵害の予防に必要な行為」に当たらないとされた事例
【参照条文】特許法100条
北川弘治 裁判官 第二小法廷 平成一一年(テ)第二五号平成一二年三月一七日第二小法廷判決 【要旨】少額訴訟の判決に対する異議後の判決に対して控訴をすることができないとする民訴法三八〇条一項の規定は、憲法三二条に違反しない
北川弘治 裁判官 第二小法廷 平成九年(あ)第一〇五号平成一一年三月一〇日第二小法廷決定 【要旨】おからが廃棄物の処理及び清掃に関する法律二条四項にいう産業廃棄物に当たるとされた事例
【参照条文】廃棄物の処理及び清掃に関する法律2条
北川弘治 裁判官 第二小法廷 平成一一年(受)第五五三号平成一二年一月三一日第二小法廷判決 【要旨】宗教法人の代表者(住職)として寺院の所持を開始した者が、僧籍はく奪の処分を受けた後に、右寺院を占有している右法人に対して占有回収の訴えによりその返還を求めることができるとされた事例
北川弘治 裁判官 第二小法廷 平成一〇年(オ)第一〇七七号平成一一年六月一一日第二小法廷判決 【要旨】遺産分割協議は、詐害行為取消権行使の対象となる
【参照条文】民法424条
北川弘治 裁判官 第二小法廷 平成九年(オ)第一〇四号平成一一年二月二六日第二小法廷判決 【要旨】甲地のうち乙地との境界の全部に接続する部分を譲り受けた乙地所有者及び残部分を譲り受けた者が甲乙両地の境界確定の訴えの当事者適格を有するとされた事例
【参照条文】民事訴訟法第2編第1章訴え
北川弘治 裁判官 第二小法廷 平成一一年(行ツ)第二七一号平成一二年四月二一日第二小法廷判決 【要旨】千葉県議会議員の議員定数配分規定の適法性
北川弘治 裁判官 第二小法廷 平成八年(行ツ)第二三六号平成一一年一一月一九日第二小法廷判決 【要旨】一 住民監査請求に関する一件記録の一部非公開処分の取消しを認めた原審の判断に条例の解釈適用を誤る違法があるとされた事例
二 公文書非公開処分に付記された非公開の理由の差替えを認めた事例
北川弘治 裁判官 第二小法廷 平成八年(オ)第一〇四九号平成一二年四月二一日第二小法廷判決 【要旨】既発生債権及び将来債権を一括して目的とするいわゆる集合債権の譲渡予約において譲渡の目的となるべき債権が特定されているとされた事例
北川弘治 裁判官 第二小法廷 平成七年(行ツ)第六六号平成一一年二月二六日第二小法廷判決 【要旨】拘置所長が監獄法四六条一項に基づいてした死刑確定者の信書の発送を不許可とする処分に裁量権を逸脱した違法はないとされた事例
【参照条文】監獄法46条
北川弘治 裁判官 第二小法廷 平成一一年(許)第四〇号平成一二年四月二八日第二小法廷決定 【要旨】破産財団から放棄された財産を目的とする別除権につき放棄の意思表示をすべき相手方
北川弘治 裁判官 第二小法廷 平成八年(オ)第一〇二六号平成一二年三月三一日第二小法廷判決 【要旨】一箇月弱の期間に集中的に高度な知識、技能を修得させるための集合訓練期間中に請求された年次有給休暇に対する時季変更権行使の要件
北川弘治 裁判官 第二小法廷 平成一〇年(受)第一五三号平成一一年四月一六日第二小法廷判決 【要旨】いわゆる後発医薬品について薬事法一四条所定の承認申請をするため、当該医薬品を生産し、必要な試験を行うことは、特許権を侵害しない
【参照条文】薬事法14条、特許法69条
北川弘治 裁判官 第二小法廷 平成一〇年(受)第六四四号、同年(オ)第二一七七号平成一一年四月二三日第二小法廷決定 【要旨】上告受理の申立てに対して附帯上告を提起し、又は上告に対して附帯上告受理の申立てをすることはできない
【参照条文】民事訴訟法318条、民事訴訟法293条
北川弘治 裁判官 第二小法廷 平成九年(オ)第一八七六号平成一二年四月七日第二小法廷判決 【要旨】建物収去土地明渡等本訴請求、土地所有権確認等反訴請求、土地持分移転登記手続等反訴請求事件
北川弘治 裁判官 第二小法廷 平成八年(オ)第二一七七号平成一二年三月二四日第二小法廷判決 【要旨】契約上の債権について訴訟上の和解の委任を受けた弁護士が、同契約の債務不履行に基づく損害賠償請求権についても和解の権限を有するとされた事例
北川弘治 裁判官 第二小法廷 平成九年(あ)第四七九号平成一一年一二月一〇日第二小法廷判決 【要旨】強盗殺人等被告事件につき、第一審判決の無期懲役の科刑を維持した控訴審判決が量刑不当として破棄された事例
北川弘治 裁判官 第二小法廷 平成九年(あ)第一二九九号平成一二年二月二四日第二小法廷決定 【要旨】鳥獣保護及狩猟ニ関スル法律一六条により銃猟が禁止された「人家稠密ノ場所」に当たるとされた事例
北川弘治 裁判官 第二小法廷 平成一〇年(行ツ)第一〇号平成一二年三月一七日第二小法廷判決 【要旨】墓地の経営許可の取消訴訟と墓地から三〇〇メートルに満たない地域に敷地がある住宅等に居住する者の原告適格
北川弘治 裁判官 第二小法廷 平成九年(あ)第三二四号平成一二年二月一七日第二小法廷決定 【要旨】公職選挙法上の選挙長の立候補届出受理事務と業務妨害罪にいう「業務」
北川弘治 裁判官 第二小法廷 平成八年(あ)第二三五号平成一〇年一一月四日第二小法廷決定 【要旨】最高価買受申出人となった者に対する威力の使用と競売入札妨害罪の成否
【参照条文】刑法96条の3
北川弘治 裁判官 第二小法廷 平成九年(あ)第一一号平成一二年三月二七日第二小法廷決定 【要旨】簡易生命保険証書の騙取と詐欺罪の成否(積極)
北川弘治 裁判官 第二小法廷 平成九年(あ)第六五五号平成一一年一一月二九日第二小法廷判決 【要旨】強盗強姦、強盗殺人等被告事件につき、無期懲役刑を言い渡した控訴審判決を破棄しなければ著しく正義に反するとは認められないとされた事例
北川弘治 裁判官 第二小法廷 平成八年(あ)第四六六号平成一二年三月二二日第二小法廷決定 【要旨】北海道開発庁長官につき受託収賄罪が成立するとされた事例
北川弘治 裁判官 第二小法廷 平成九年(オ)第三一七号平成一一年七月一六日第二小法廷判決 【要旨】鋼管くいをクレーン車の装置により荷下ろしする際に玉掛け作業を手伝った者がクレーン車の運転補助者とはいえず自動車損害賠償保障法三条の他人に当たるとされた事例
【参照条文】自動車損害賠償保障法3条
北川弘治 裁判官 第二小法廷 平成一一年(許)第二三号平成一二年四月一四日第二小法廷決定 【要旨】抵当権者は、抵当不動産の賃借人を所有者と同視することを相当とする場合を除き、右賃借人が取得すべき転貸賃料債権について物上代位権を行使することができない